鉄粉バズマ(鉄を燃やした灰)配合のヘナ染めでヘナの赤味抑え実験

鉄粉バズマとは、鉄の粉を燃やし灰にしたもの
アーユルヴェーダでは金属の灰は貴重な薬となる。金灰、銀灰、銅灰、鉄灰など、金属の灰は薬として使用されてきたわけだが、試しに、鉄の灰、鉄バズマを使用してヘナを溶かし、ヘナ特有の赤味が抑えられるかを実験してみることにした。

一応比較のために、マンドゥール(酸化鉄粉)と鉄のバズマとの比較をしてみる。鉄のバズマは小麦粉のように木目が細かい。それに対し、マンドゥール(酸化鉄粉)は若干だけ、ざらついている。どちらも、ヘナに混ぜるが、マンドゥールの場合は、わずかにざらつきがあるかもしれないが、バズマの場合は木目細かく、さっと水にとけるため、ざらつき感は一切ない。それは当然で、これは摂取用に灰にされており、さっと水にとけて吸収よい状態になっていなくてはならないからだ。
赤味抑え……マンドール(酸化鉄粉)>鉄のバズマ(灰)で、マンドゥールの勝ち

上の写真、Aはヘナ100%。ヘナ特有の赤オレンジ味が目立つ。Bは、マンドゥールを10%配合して染めたもので、赤味が抑えられ、ブラウン系に染まっている。Cは、鉄のバズマ(灰)を10%配合、Dは鉄のバズマ(灰)を20%配合したもので染毛実験した。バズマの赤味抑えは、マンドゥールよりは劣るようだが、一定の赤味抑え作用があるのは間違いない。鉄バズマをどのような使い方で最も有効に、ヘナの赤味を抑えることができるのか、をもうすこし実験してみたいと思う。鉄バズマを混ぜたヘナのペーストは半日ほどすると黒っぽく変色していた。バズマの場合は寝かし時間が重要なのかもしれないとも考えている。あるいは、鉄バズマを溶かした水を一晩寝かせ、それでヘナを溶かすなど、いくつか実験検証してみようと思う。
鉄のバズマ(灰)配合ヘナは使用感良好!ヘナ特有の赤オレンジ色を抑え、さらに頭皮毛根に鉄分の補給が期待できる?
鉄のバズマ粉末は、マンドゥール粉と違い、大変に木目が細かく、小麦粉のようだ。だから、それを溶かして、そのまま髪に塗っても気にならないほどの状態。このバズマを10%~程度ヘナをしてみたが、気持ちがよい。この鉄粉のバズマは、アーユルヴェーダでは、ラクタバルダックなど、鉄分のタブレットに使用されているが、そもそも、内服用のものを使用しているんだが、たぶん、ヘナを1~2時間している間に、頭皮から直接、バズマ鉄分成分が吸収されるんじゃないかなーーと、そしたら、鉄分で毛根元気になるのでは?などと、そんなこともあるのかもしれないと思いながら、鉄バズマ・ヘナを楽しんだ。たかが、ヘナ、されど、遊び方によっては、かなり楽しめますねーーー!洗い流してみたところ、サラサラ………。マンドゥールの場合は、かなり髪がきしんだが、鉄バズマは髪をまったくきしませない。これは嬉しい結果。さらに実験を進めてみようと思う。
ヘナ遊トップ<実験室

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