ヘナ染毛実験…塩と砂糖は染めを向上させるか?
ある人の情報で、とあるサイト(海外のヘナやインディゴの販売サイト)では、ヘナやインディゴで毛染めをする際に、塩や砂糖を混ぜ込むという。塩については「えーーー」という感じ。そこで、ただ、えーーと言うだけじゃなく、実際に検証してみることにした。今日は、すでに何度もいろいろと実験を繰り返し、最終的に確認のための再実験を公開しました。
ヘナに砂糖はメンディアートでは使われることがあるが、し、しかし、塩は初耳、、、聞いたことがない!??
手足に模様を描くメンディアートでは、ヘナペーストが乾燥してボソボソに固まってしまう。その乾燥を防ぐために、保湿の目的で砂糖を使うことがあるというのは、確認できている。これは、ヘアケアにおいては、別段、不要であるはずなんだが、しかし、そんな情報を聞いてしまうと、確認せざるをえない。確証、つまり実験して確認もせずに、返事をすると、間違ってしまうかもしれないからだ。だから、早速、塩と砂糖の実験を行うことにしたが、それにしても、塩は、これは、おそらく、ヘナの染毛力を落とすのではないか?と予想したが……
塩は、ヘナの染毛力を落とす。砂糖は染毛力とはあまり関係ない。
塩を溶かし込んだヘナペーストが一番左。真ん中がヘナ100%。左が砂糖を溶かし込んだヘナペースト。一目で、左の塩ヘナは具合が悪そうだ。普通、ヘナを溶かしてしばらくすると、真ん中や右(ヘナ+砂糖)のように、ペーストが茶色っぽくなってくる。ところが、左(ヘナ+塩)のペーストは茶色っぽくなり方が弱い。塩がヘナの色素を阻害していると予想されるが、結果も、そのとおりだった。
塩ヘナは、明らかに染毛力が劣っている。最低でも50%ほどは塩のためにヘナの色素であるローソニア色素が髪に着色していない。
あえて、該当サイトを紹介することはしないが、懇切丁寧に、動画まで作って、塩や砂糖をヘナやインディゴに混ぜ込んで、ヘナをすることを推奨している。。。ああ、恥ずかしい。さて、次回は、インディゴと塩、砂糖の関係を実験してみよう。
- ヘナの熱湯溶かしでヘナの色素が減退
- ヘナを溶かすのは熱湯かぬるま湯か?
- ヘナのレモン溶かしでヘナの色素が減退
- レモンとヘナの関係
ヘナ遊トップ<実験室
寝かし時間は?溶かしてから1時間?
ヘナは一晩寝かせたほうがよく染まるのか?
ヘナは一晩寝かせたほうがよく染まるのか?パート2
ヘナを溶かして馴染ませる時間は1時間がいい?
ヘナは寝かしたほうがよく染まる?ヘナの溶かし方・寝かし時間の実験
ヘナの溶かし方・寝かし時間の実験
ヘナを溶かし、使用前にペースト状態で寝かし時間はどの程度がよいか?
補足実験・ヘナは溶かしてすぐに染めたら染まりがよいのか?
ヘナは鉄鍋で溶かして一晩寝かせるのがいい?
溶かし方
ヘナの溶かし方・ブレンダーでダマをつぶして練る