ヘナは一晩寝かせたほうがよく染まるのか？パート２

インドでは、「昔よりヘナは一晩寝かせてから塗る」、という話がある。これが実際にはどうなのか？実験してみた。

赤味が強い＝染まりがよいとすれば、ヘナは一晩寝かさないほうが染毛力がよい……のではないか？

まず、上の実験結果の見方を説明……１日め（３時間後）とあるのは、水に溶かした当日、水に溶かしてから３時間後に、３時間染めたということ。２日め（24時間後）とあるのは、水に溶かしてから２４時間後に、３時間染めたということ。３日め（４８時間後）とあるのは、ヘナを溶かして３日め、４８時間後に３時間染めたという意味だ。

写真ではやや判別しずらいかもしれないが、１日めの赤味から比較すると、２日めは明らかに赤味が減少、さらに３日めともなると、赤味が吹っ飛んでしまう。赤味が強い＝染毛力が強いと考えると、ヘナは一晩寝かさないほうがよいと、実験結果から言える。長く寝かせすぎると、色素がどんどんと弱くなる、ということになるだろう。

結論：染毛する場合は、ヘナは一晩寝かさず、溶かしたら、３時間以内に塗布する

これが、結論だ。ただし、先の実験でもわかっているが、ヘナは溶かしてから１時間で塗布したほうが、溶かしてから３時間で塗布するよりも染毛力が高いことがわかっている。

次回は、溶かしてから３０分後に１時間染めるのと、溶かしてから１時間後に１時間染めるのとで、染毛力を比較検証してみようと思う。

参考記事

ヘナは一晩寝かせたほうがよく染まるのか？