冬場のヘナの注意点:ヘナの染毛力と温度の関係
実験方法など:実験では、ヘナを溶かした後、2時間ほど寝かせ、2つのボールに分けた後、白髪束(ヤギ毛)を投入し、片方は7~8度の冷蔵庫内にいれ、片方は常温(27度ほど)のまま、それぞれ1時間染毛した後に、洗い流してみた。
温度が低いとヘナの染毛力が落ちる
あからじめ予想していた通りの結果が出てきた。当然ですが冷蔵庫内に1時間保管して染毛実験をしたほうは染まりが悪い。段違いの差。
ヘナは体温で染まると、そんな話しをよく聞いた。つまり、35~6度の体温が、ヘナの染まりには必要だと、そういうことが言われてきたのじゃないかな?と想像できる。染色の世界では、とにかく温度が大事。冷えていたら染まりにくい。だから、温めるほうがよく染まる。
冬場のヘナは冷やさないように
逆に言ったら、冷やしたら染まりががくんと落ちてしまう。たとえば、冬場に冷たいヘナを髪に塗ること。冷たいヘナは頭を冷やしてします。冷たいヘナで頭が冷えてしまうと、頭が冷えた頭と冷たい頭を温めるのに時間がかかってしまう。冷えることで染まりが悪くなる。また、暖房もしていない寒い部屋でヘナをしている……当然ですが冷えて染まらない、、、だけでなく、冷えて風邪をひいてしまうかも。。。
冬場は、ヘナを湯煎して温めて、温かい格好をして、暖房で温める
冬場はヘナの最中に体をしっかりと温めてください。体が温まると、頭も温まってきますので、染まりが向上します。あるいは、ヘナ中、遠赤外線のストーブの前で温まる、ヘアダイ用の遠赤キャップなどをかぶる、などなど、皆さん、冬場のヘナでは冷えない工夫を十分にしてください。
- つづきの記事
- 冬場のヘナの注意点:加温すると染まりが向上する
ヘナ遊トップ<実験室
色落ち防止
ヘナの色落ち防止実験…レモン止め、酢止め、塩止めの比較実験
ヘナの色落ち防止実験……酸で色落ちは止まるのか?
ヘナとインディゴの色落ち防止実験……オイルで色落ちは止まるのか?
ヘナの色落ち防止実験…「酢止め」は有効か?
実験インディゴと酢の関係
熱湯
本当にヘナのローソニア色素は熱湯によって破壊されるのか?ヘナを熱湯に溶かしてもよく染まっている!
ヘナは水で溶かす、それとも熱湯で溶かす?どちらが染まりがいい?
ヘナの溶かし方:常温の水か?熱湯でない暖かいお湯で溶かすのがよいか?
ヘナの溶かし方:ヘナは溶かして、どれくらい寝かせるとよいか?
インディゴを溶かすのは熱湯かぬるま湯か?
ヘナの色素=ソーソニアは酸と熱に弱い
ヘナで染めないでトリートメントだけする方法?ヘナ色素の消滅実験
ヘナのローソニア色素は熱湯によって破壊される
染毛力と温度
冬場のヘナの注意点:ヘナの染毛力と温度の関係
冬場のヘナの注意点:加温すると染まりが向上する
よいヘナの目利き
実験:よいヘナは染めた後、発色がさらに深まる
染まらないヘナの作り方
染まらないヘナ……染まりにくいヘナの作り方実験
染まらないヘナは乙女の悲願……実験:ヘナうっすらオレンジはどの程度まで染まらなくできるか?