ヘナで染めないでトリートメントだけする方法?ヘナ色素の消滅実験
ヘナで染めないでトリートメントだけしたい」……これよくある質問です。ヘナは熱、100度に近い高温に弱い、さらに酸に弱いことがわかっています。じゃ、熱(100度)×酸をヘナにぶつけたらどうなるんだろう?たぶん、ヘナの色素は死んでしまうだろうと予想したが、実際に実験してみたら、ヘナの色素は壊滅した。
- 参考記事
- ヘナを溶かすのは熱湯かぬるま湯か?
ライム(酸)を絞り沸騰させ、それでヘナを溶かす
ライム、あるいは、レモン、さらには酸全般がヘナの色素を弱くすることがわかっている。
必見!ヘナとレモンの関係での実験でも確認されたように、ヘナはレモン、ライム、酸などで色素が弱る。アムラはヘナの染色力を助けるか、阻害するか?でも確認されたが、ヘナはアムラの酸でも色素が減退する。
さらに、ヘナは高温、100度の温度で色素が減退するため、酸×100度でどうなるかを、今回実験してみた。
ライム(酸)を沸騰させ、ヘナを溶かし、さらに30分湯銭でぐつぐつ煮る
酸、ここではライムを使用したが、ライム汁をたくさん絞り、沸騰させ、沸騰した高温のライム汁だけでヘナを溶かし、すぐに湯銭してぐつぐつ煮る。それが上の写真のC。Bは、ヘナを熱湯で溶かし、さらに湯銭して一緒に煮ている。この両者の染まりを比較しようという実験。
酸(ライム)と熱でヘナのローソニア色素の100%消滅に成功、ついに完成、これが、ほんものの染まらないヘナ!
ま、まさか、まったく染まらないとは予想だにしなかった。少しは染まるかなーと、、うっすらオレンジかなと思ったが、ヘナを100度の酸で溶かし、さらにぐつぐつ湯銭すること30分で、ヘナはまったく染まらなくなった……つまりヘナの色素は熱と酸で消滅してしまったのだ。ヘナで染めたくないが、トリートメントのみされたい方、ぜひお試しください……ただし、実際に、染まらなくしてしまったヘナがどこまでトリートメントとして有効かは不明。実験結果、ぜひお知らせください。
酸(ライム)と熱で処理したヘナは皮膚にも染まらない……完全にローソニア色素が消えてしまう
皮膚を染めるためのヘナ、メンディアート用のヘナは、レモン汁、ライム汁で溶かす。そうすることで、皮膚に、とてもよく染まるヘナペーストができるからだ。ところが、メンディアートをやっている人は、ヘナをお湯ですら溶かさない。ヘナを溶かすのは常温だ。なぜかというと、ヘナは熱に弱いからなのだが、熱処理したヘナは髪のみならず皮膚にもまるで染まらない状態になっていることが確認された。クローブ油を投入しても、まるで染まらなかったのだ。熱と酸で、ローソニア色素は完全に死滅したものと考えることができる。
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