ヘナの色落ち防止実験……酸で色落ちは止まるのか?

酸水で、ヘナの色落ち、色流れはない……酸でヘナの色落ちが止まったのか?

まず、二本の白髪束をヘナで赤オレンジに綺麗に染め、それを丸一日さらし酸化させた。その一本、上の写真の左、レモン汁を適量絞りこんだ水に浸け、もう一本を、上の写真右側の水の中に6時間ほど浸け置いた。これが6時間後の写真である。レモン汁水のほうは色がほとんど水ににじみでていない。どうやら色が止まっているようだ。それに対し、右の水に浸け置いた分はかなりの色素が水に染み出ている。顕著なヘナの色落ちが認められる。この色落ちが、汗をかく夏場などは悩ましい。額からオレンジ色の汗が流れおちてきて、白いワイシャツやブラウスの襟を汚してしまうことがあるのだ。
愕然、ローソニア色素の赤オレンジ色は酸で止まったのでなく、酸で減退したのだ!

必見!ヘナとレモンの関係の実験でもわかっているが、酸、レモン汁などは、ヘナの色素を減退させる。ヘナにレモン汁を混ぜると、ヘナの染まりが薄くなる。今回は、白髪束をヘナオレンジ色に染めた後、一日酸化乾燥させた、レモン汁に浸けてみたら、ヘナの色落ちを止めるのではないかと予想したが、まるではずれてしまった。酸、少なくてもレモン汁類は、髪の上に染まっているローソニア色素を破壊する。上の写真の左側は、レモン汁に浸け置いた白髪束だが、水に浸け置いたものと比較して、明らかにローソニア色素の赤オレンジが減退して、薄くなっている。
仮説:髪に染まっているヘナ色素は酸に弱い、アムラなどにも弱い
もし、この実験が正しいとすると、ヘナ後に、ハーブシャンプーをすることは、せっかくヘナ色に染まった白髪を薄くしてしまうかもしれない、ということになる。 通常、ハーブシャンプーには、酸性のアムラが配合されている。ハーブシャンプーの主成分であるシカカイも酸性なのだ。。。
仮説:ヘナ後、ヘナがしっかりと酸化定着する三日間は、お湯洗い程度がよい
今回の結果からすると、このような結論となる。
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