ヘナとインディゴの色落ち防止実験……オイルで色落ちは止まるのか?
ヘナ染め、インディゴ染めした白髪束に、オイルを塗布し、色落ちの度合いを実験してみた
ヘナ染めを同様に施した白髪束2本、インディゴ染めを同様に施した白髪束2本をそれぞれ用意し、8時間程度放置し、自然乾燥させた後、片方の白髪束だけにオイルを塗布、その後、さらに8時間程度、放置し、オイルを白髪束全体に浸透させたものと、オイルを何も塗っていないものを比較のために、水に一晩、浸けおき、色の落ち具合、色の止まり具合を比較してみることにした。
ヘナ染め後、インディゴ染め後の、オイルの塗布は、色落ちを防止する、、、わけではなかった?
ヘナ染めの白髪束の場合、オイルを塗ったもの、オイルを塗ってないもの、この色落ちに違いを見つけることができなかった。 上の写真の左側の毛束はオイルを塗布したもの、右側の毛束はオイルを塗布していないもの。上の列のヘナはオイルの塗布に関係なく、同じようにヘナが色落ちしている=ヘナ色が同様に水の中に溶け出している。つまり、ヘナした後、髪が乾いて、その後に、オイルを塗布しても、ヘナ落ちを止めることはできない、という実験結果だ。
上の写真のインディゴについては、インディゴがそもそも、油溶性のため、色落ちについては、水に溶けて落ちてくる、ということはない、というか、ありえない。だから、インディゴで染めた白髪束を浸けた水は、何時間経過しても、無色のままということになる。
色落ちに差がないものの、オイルを塗布した白髪束には、面白い差を発見。
ヘナ染め後、インディゴ染め後、オイルの塗布すると、色味が暗めになる?
ヘナ染め後、オイルを塗布したほうは、ブラウン系に色味が落ち着いて見える。インディゴ染めの毛束も、幾分暗めに発色しているように見える。ヘナ染め後、インディゴ染め後、オイルの塗布すると、色味が暗めになる?ということではないだろうか?
ヘナ染め後、髪が乾いたら、ヘアオイルを塗るのが正しい?
ヘナ染め後、オイルを塗布しても、ヘナの色止め効果はほとんどなかった。ところが、毛束が乾燥している状態で、オイルを塗布しているものと、していないものでは、発色に違いがあることがわかった。ヘナにしても、インディゴにしても、オイルを塗布しているほうが暗めに発色する。
ヘナ染め後、髪が乾燥したら、良質なオイルを少し髪に刷り込んでおくのは、おすすめ。そもそも、ヘナは頭皮や髪から頭皮と髪に必要な油分を取り除いてしまう。だから、ヘナ後、良質なオイルを少し髪に補うのが正しいといえる。インディゴ染めの後は、インディゴの発色を促進させるために、丸一日、そのまま放置するが、インディゴ染め後、一日経過したら、良質なオイルを少し髪に補う。こうして、発色を暗めにすると同時に、ヘナ染めやインディゴ染めによる髪の乾燥を防ぐ。
ヘナ染め後、インディゴ染め後におすすめのヘアオイル
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