ヘナの色落ち防止実験…レモン止め、酢止め、塩止めの比較実験
ヘナの色落ちは、時として悩ましい。ヘナ染め後、どうしてもヘナの色素が流れ落ちてくる。少しでも色落ちを止めることができないのか?ヘナの色落ち実験を再開した。
まず、最初に、白髪束を、ヘナで同様に染めておき、その後に色落ちを調べる。
レモン水、米酢水、塩水に浸け置き、色落ち実験
レモン水、米酢水については、ヘナ染めした白髪束からの色がにじみ出てきている様子は確認できない。 水と塩水については、白髪束から一定のオレンジ色が滲み出しているのが、水の色から確認できる。ということは酸はヘナの色落ちを止める効果があるのだろうか?
ヘナは、レモンの酸に弱い
実験で実際に使用したのはライム。ライムはほぼレモンと同じと考えている。レモン、、ライム水にヘナ染めした白髪束を浸けても、色は滲み出してこない。水ではオレンジ色の溶け出しが確認できている。
じゃ、レモンがヘナの色落ちを防止したのかというと、そうでもない。。。上の白髪束を見ると、レモン水に浸けたほうは退色している。ヘナの色素がレモンによって破壊され、薄くなっている……つまり、ヘナの色素はレモンの、たぶん、酸に弱いと考えられる。
ヘナは、米酢の酸と相性がよい?
実は、どのような比率で米酢を水に溶かして米酢水を作ったのかも、かなり関係してくると思うが、適当に溶かして米酢がぷんぷん匂い米酢水につけたが、米酢水のなかにヘナオレンジが流れ落ちている様子がない……つまり、米酢はヘナの色落ち防止に一定の効果があるようだ。
洗い流して乾燥させた後、米酢水に浸け置いたほうの白髪束に、退色が見当たらない。米酢は、ヘナの色落ちを防止したという結論になるのだろうか。
ヘナの色素は、塩水とは関係がない?
塩は、いわゆる塩、電気分解などで精製された純粋な塩分を水に溶かし、塩水を作ったものを使った。塩水と水とでは、どちらもオレンジ色の溶け出しが確認できた。塩水はヘナの色素の色落ちを止めないようだ。
塩水の白髪束も、水の白髪束も、どちらも同様に見える。特に塩水がヘナの色落ちを止めるというような作用があるとは、今日は確認できなかった。
仮の結論:ヘナはレモンの酸で退色する。米酢の酸とは相性がよく、色落ち退色が防がれるようだ。塩水はヘナの色落ちや退色には関係がない。
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