ヘナは温度で染まる!冬場のヘナは冷やすな!
冬場のヘナは冷やさないこと……温度とヘナの染まりの関係の実験
冬場になって、ヘナが染まりにくくなった
実験では、マハラニ・ヘナ(2009年)を使用した。ヘナを溶かし、おおよそ2時間馴染ませ、その後、Aは湯煎して人肌より少し温かい程度に加温し、さらに人肌より温かい程度に加温し続けた。温度は正確に測っていないが40℃あたり。この温かいペーストに1時間ヤギ毛を入れた。手を入れて温かいと感じる程度。それに対しBは11月の冬場の室温、12~14℃程度。暖房も入れないで、そのままヤギ毛を1時間投入した。結果は歴然です。
冬場のヘナで失敗しないためには……暖めること
実験で使用したのは染まりやすいヤギ毛ですが、実際の人間の髪にはいろいろとタイプがあり、染まりやすい髪、染まりにくい髪があります。もし、比較的染まりにくいタイプの髪の方が、冬場に暖房も入っていないような部屋でヘナされた場合、うっすらにしかヘナの色が入らないといったことがありえます。白髪染めの場合は、ヘナを塗る前に湯煎してヘナペーストを温めるのはもちろん、温かい暖房がよくきいた部屋でヘナし、さらには、途中、ヘアドライヤーなどでヘナした頭のラップの上から加温する、遠赤外線キャップをかぶるなどして、頭部を保温、加温することで冬場でもよく染まるようになります。
結論:ヘナは温度で染まる
インドで、ヘナは体温で染まるという話しをよく聞いた。体が冷えている人は染まりにくいとか、そんな話しも聞いたことがある。たぶん、これは、体にヘナで模様を描くメンディアートでのことなのかもしれない。メンディアートで染めを向上させるために、ヘナでアートを施した手をオーブンの上にかざして温める、などするようだ。手にメンディアートをする女性たちは、経験から温めることでヘナがよく染まるということを知っているんですね。
よいヘナを使用しても、冷えたら染まりにくい
どんなによいヘナを使っても、冷えてしまっては染まりが悪くなるし、逆に、そこそこのヘナでもしっかりと加温していくとよく染まる。つまり、結論は………冬場のヘナでは、温かく保つことがとても大切。温かく保つことで染まりがかなり違います。
- 参考記事
- ヘナした後に頭を保護(保温)する
ヘナの染め方
ヘナの注意点/好転反応/知っておくべきこと徹底解説
ヘナは天然の植物、ハーブのため、植物の特性があります。ヘナの成分がヘナしている間、体中に吸収されます。そのため、ヘナ使用中、体に反応があります。だるい、眠い、頭痛は典型的な反応です。