冬場にヘナは冷えるので注意とありますが・・・
質問:白髪が出てきて、ヘナしようと考えていますが、私は、とっても冷え性、寒がり屋です。冬場のヘナは冷えるので注意が必要とのことですが、へナはもう少し暖かくなってからのほうがいいのかしら、と悩んでいます。
答え:ヘナは冷たい性質
冬場のヘナで冷えない工夫が必要です。インドのハーブ、特に、ヘナやインディゴなどをつかいますと、体を冷します。アーユルヴェーダでいうと、ヘナは、極寒の性質です。それは、インドでは、手足に、メンディといって、ヘナで図柄模様を描くのが伝統ともなっていますが、これがやられる理由は、ただ、単に装飾的に綺麗だというだけではないのです。インド、暑いですよね。暑いインドでも、さらに暑くなる時期、酷暑期があります。酷暑期ともなると、気温が体温よりもさらにずっと高い日々が続きます。快適な暮らしとは、程遠い・・・温度が40度をぐっとあがり、暑い暑いの毎日です。そんなとき、インド女性は手足にヘナを塗って、涼を取ります。ヘナの『冷』の性質を利用して、手足を涼ませることで、涼をとっているのです。まぁ、それが伝統として、手足に美しい模様を描くアートにまでなったわけなんです。ちなみに、結婚式の前の日だったか、新婦は全身にこのメンディアートを施されるそうです。そんな冷たい性質のヘナ・・・・これを、日本の冬場のような寒い時期に、使うときには、それなりの注意が必要です。ひどい場合には、風邪をひいたような症状、寒気などに襲わてしまいますよね。
- 参考記事
- 冬春秋へナもこれで快適快適!
冬場はジンジャティーを飲みながらヘナしよう!
今年の冬はかなり冷え込んだようで、上記の注意点だけでは、十分でない場合があるようです。すでに、数人の方から、ヘナのあと、悪寒、風邪の症状になったと、そんなお便りをいただきました。それで、アーユルヴェーダの先生に相談したところ・・・先生曰く、『そうねぇ、日本の冬場にヘナねぇ~・・・白髪染め・・ヘナで染めたい・・だったら、ジンジャーティを飲みながらヘナをしたらどうでしょう』ということです。ヘナしながら、バランスをとる意味で、ジンジャーティーを飲む・・・ジンジャーは、ピッタ(火)を調節する作用があり、ピッタが少ない=寒いときにはピッタをあげ、逆にピッタが過剰なときには、ピッタを下げるのそうです。ヘナなどで、ピッタ(火、熱)が奪われますので、ジンジャーティーを飲むことで、風邪のような症状を抑えることになると、そんなお話しでした。
マスタードオイル
さらにもう一点、バランスの意味で、ごま油にも温める作用がありますが、さらに、マスタードオイルのほうが温める作用が強いです。ヒマラヤ地方では、ごま油でも十分でなく、マスタードオイルを、料理に、あるいは、育毛オイルのベースオイルに使用しています。特に寒い時期、まずはマスタードオイルで、先に、ヘナ前に頭皮マッサージを行ってから、ヘナ、インディゴなどをするといいのではと思います。
お便り『とっても冷え性、寒がり屋です』
まは:じゃ、ヘナ+足湯でいきましょう!
だったら、ヘナの後半、おわりがけの30分くらいは、足湯などをしたらいいでしょう。足湯、しってます?あったまるよーーー。お湯を沸かし、たらいとか、バケツに足踝がつかる程度にお湯の量をいれます。湯温は、あつすぎず、ちょっと熱い程度・・・そこに、生姜を摩り下ろしたものを少しと、塩・・自然塩などをひとつまみ・・・椅子に座って、バケツに足を入れます。途中、5分くらいしたら、お湯が冷めてきますので、差し湯をします。ですので、あらかじめ、沸騰した湯を鍋一杯分程度、傍らに、用意しておき、お湯が冷めてきたら、差し湯していきます。これを30分程度しますと、額から汗が出てきます。こうして、そのままお風呂に直行・・・ヘナを洗い流し、お風呂で温まります。
実は、足湯は、足の浮腫(ムク)み取りに、すばらしくよく効くんだなーーー。冷え性にもね。ジャンバー着ながら、30分くらい足湯していると額から汗が滲んでくる。でも、ヘナしているときにはヘナ垂れに注意。下半身の新陳代謝があがって、リンパの流れがよくなって、足の浮腫みが軽くなる。おすすめ!