ヘナするインド女性(2008年11月インド・ラジャスタン・ソジャット)
手足にメンディ(ヘナアート)、これがインド女性の嗜み
ヘナの産地、ソジャットを訪れた際、ホームステイ先で見かけたお嬢さんに、メンディをするところを見せてよとお願いしたところ、はいよという間もなく、メンディをするところを見せてくれた。聞けば、このお嬢さんはホームスティ先のお嬢さんではなく、ホームスティ先の隣家のお嬢さんだという。
別にデザインブックを見るまでもなく、思い思いに絵柄を描いていく様子は、母から子へと代々伝えられてきた文化だからだろう。
メヘンディアートの起源
インドは暑い。日本の冬場などは、寒いから、暖を取るところだけども、インドのような暑いところでは、特に、ヘナの産地であるラジャスタンのような、半砂漠地帯では、何かと涼を取ろうとする。とにかく体を涼しくすることをしないと暑さにやられてしまう。体が熱くなりすぎて体調を崩してしまう。食事にしても、冷やす傾向のある食事を摂るし、ヘアケア、スキンケアにしても、クーリングするハーブが活用されるが、そのクーリングするハーブの代表格といしてヘナが活用されてきた伝統がある。それがこのメヘンディアートだ。
最初は、ただ、涼をとるために、手足にヘナを塗っていたに違いないと思う。 手足にヘナを塗ることで、手足が冷え、体が涼む、つまり涼を取ることになるわけだ。ただ、やがてヘナを手足に塗るだけではつまらないことに気がついた。どうせなら、手足に模様を描いて美しい装飾の一部にしてしまう…女性らしく、ヘナで手足に模様を綺麗に描くとおしゃれと、そういったことから、このメヘンディアートがはじまったのではないかなと思います。
ヘナは頭をクーリングする
そして、ヘナを頭にすることは、頭をクーリングしてくれる。だから、暑いインドでは、とてもよい涼を取る方法になっている。また、仮に日本であっても、ヘナは頭に使うことはおすすめ。昔から、「頭寒足熱」といわれ、頭は寒いくらいのほうが健康であるとされる。冬場であっても、体を冷やさないように注意しながら、ヘナをして、頭を冷やしておくのはおすすめといえる。
ヘナ遊写真集
ヘナの写真 1
朝のヘナ畑散策……ヘナの若木と老木(2013年3月18日)
新鮮なヘナ葉は牛たちのおいしい朝食!(2013年3月17日)
これがヘナやハーブの高速粉末化装置だ(2013年3月8日)
熱くなってきた!ヘナが熱い太陽の下、成熟を始めている(2013年2月28日)
季節はずれの雨に寒く、どんよりと曇るヘナの産地
ヘナの赤オレンジ色の色素は、ヘナの命、生命力だ
雨がいっぱい、太陽がいっぱい、そんなヘナ畑で幸せな気分
ヘナはインドの結婚式に欠かすことができない
ヘナ不作、農民の笑顔
ヘナ、不作の年は畑に育つゴールド(金)
ヘナの葉のよしあしとは…
ヘナ市場で
ヘナするインド女性
ヘナするインド女性
ヘナするインド女性