これがヘナやハーブの高速粉末化装置だ(2013年3月8日)


今日は粉末化装置の中を覗いてみよう
こんな写真を漠然と見ても、なんのこっちゃかわからないかもしれない。 石臼なら、石臼が回って、それが粉になる。じゃ、一日にヘナやハーブを何トンも粉末化できる装置の中身はどうなっているんだろう?じゃ、今日は粉末化装置の中を覗いてみようっと。

↓これが粉末化装置の心臓部、、、ここでヘナやハーブが粉になる

ハンマーと呼ばれる回転羽。この回転羽が高速で回転する。下の写真は摩擦で磨耗した回転羽。

ハンマーと呼ばれる回転羽が高速で回る
中にはハンマーと呼ばれる羽が4枚、回転しているが、このハンマーは定期的に交換してやる必要がある。 ハンマーは金属の合金で、同じく合金の釜の中を回転して、ハーブを粉にしているが、そのハンマーは磨耗してしまうので、交換する必要がある。
これがお釜の壁面、、、金属のハンマーが、この釜の壁面を擦りつけ、ハーブを粉にする。

釜の壁面

磨耗したハンマーと呼ばれる回転羽。トン単位で処理すると、このように磨耗する。
釜の壁面は鉄製。その壁面をハンマーが高速で回転することで、ヘナやハーブが粉になる。瞬間だが、ハーブ類は200度~300度近くまで過熱される。過熱されたままでは困るために、風で吐き出され、空冷しているわけだ。
あれ、こんなに磨耗してるってのは、じゃ、ヘナに金属が混ざるんでは?と素朴な疑問を持つ人がいるでしょう。答えは「はいそうです、微量の金属が混ざります」、製粉装置の宿命として、必ず金属がごく微量混ざってしまいます。これは食品であれ、なんであれ、上の写真のようにハンマーが擦り切れているわけですから、その擦り切れた分はヘナに混ざっています。ハンマーは高温になるため半ば溶けたようにすり減っています。すり減ったとはいえ、相当なトン数を粉末化した後に交換するため、ヘナに混ざる金属の量はごくごく微量です。粉という便利な状態にするためには避けられないということになります。

高速で粉末化されたあと、パイプの中で風と一緒にはき上げられ、空冷され、後ろの長細い袋の中にたまってくる。
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