ヘナするインド女性 2007年10月インド・ラジャスタン・ソジャット
「とても濃く染まっているわよ」
写真の彼女は、この工場(まはのヘナを粉末化してもらっている工場!)ではとても大切なお仕事をしている女性なんだそうだ。彼女は、今回、買い付けたヘナのサンプルで、早速、彼女自身の手にメンディをして、クオリティをチェック、「とても濃く染まっているわよ」と手を見せてくれた。
ちなみに、いわゆるブラックヘナと呼ばれているヘナがある。これは、PPDなどの薬品類が混ざっているブラックヘナというものがあるが、天然100%のブラックヘナと呼ばれているものもある。ここでいうブラックヘナとは、手にメンディアートを描いたときに、どれだけ濃く染まるかで、黒っぽく濃く染まるものを、黒のように染まるヘナということでブラックヘナと呼んでいるようだ。そういう意味で、写真の手に使われたヘナはブラックヘナということになる。ただし、皮膚は濃く染まっても、白髪は赤オレンジにしか染まらない。
これが、彼女のお仕事
彼女の仕事は、機械で粉末化されたヘナを、非常に目の細かいメッシュに通すというお仕事。粉末化装置で粉末化する際、取り除き切れなかった茎部分がどうしても混ざっている。それを目の細かいメッシュに通すことで取り除いている。ヘナの粉末製造の最終工程だ。この仕事する機械が何度となく考案されたけども、いまだ完成していない。だから、仕上げの行程は女性たちの手作業に頼るしかないのだ。ヘナを目の細かいメッシュに通すという仕事を一日中、続けるので、全身、ヘナの粉まみれになる。そのお仕事を、朝から晩まで、淡々と続けている姿を見ると、なんとも胸が詰まる思いがする。
ヘナ遊写真集
ヘナの写真 1
朝のヘナ畑散策……ヘナの若木と老木(2013年3月18日)
新鮮なヘナ葉は牛たちのおいしい朝食!(2013年3月17日)
これがヘナやハーブの高速粉末化装置だ(2013年3月8日)
熱くなってきた!ヘナが熱い太陽の下、成熟を始めている(2013年2月28日)
季節はずれの雨に寒く、どんよりと曇るヘナの産地
ヘナの赤オレンジ色の色素は、ヘナの命、生命力だ
雨がいっぱい、太陽がいっぱい、そんなヘナ畑で幸せな気分
ヘナはインドの結婚式に欠かすことができない
ヘナ不作、農民の笑顔
ヘナ、不作の年は畑に育つゴールド(金)
ヘナの葉のよしあしとは…
ヘナ市場で
ヘナするインド女性
ヘナするインド女性
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