雨がいっぱい、太陽がいっぱい、そんなヘナ畑で幸せな気分
ヘナはなぜ、赤オレンジ色の色素を作るのか?
ヘナには、ローソニア色素があるという、、、じゃ、なぜ、ローソニア色素は赤オレンジ色なのか?世の中にはたくさん不思議なことがあるが、よくよく考えてみると、こんな簡単そうなことすら、わかったようで、よくわからない……なぜ、ヘナは赤オレンジ色の色素になるのかってことが……。それはまるで、幼いころ、おもったこと、空はなぜ青いの?木はなぜ緑なの?、、、そんな素朴な疑問に似ている。大きくなって、学校で、木には葉緑素があるから緑なのだと習うんだけども、じゃ、そもそも、なぜ、葉緑素が緑なの?疑問がさらに膨らんでいく……そんな感じで、ヘナの色を見れば見るほど、わからなくなってしまう、それがなぜ、赤オレンジなのかってことが……。
砂地を好み、バサバサに乾燥して、他の植物がみな枯れてしまっても、ヘナは枯れ木のごとく生きている
「砂地に育つヘナには最高の色素がある」と、ヘナマスターはいう。ヘナは、砂漠の植物というわけだ。だから、ヘナマスターたちは、ヘナの産地、その育った場所を重視する。産地の名前で、その場所の土地質がわかる。「○○○村のヘナはいい」と、ヘナマスターが言うとき、その理由は○○○村が砂地の土地だから、という意味が含まれている。
下の写真の土は、手に握ると、ぼそぼそとバラバラになって、手から滑り落ちてしまう。砂地なのだ。
半砂漠地方にたくさん雨が降り、同時に、太陽がたくさん照りつけると、よいヘナが育つ。そんな奇跡のような話が今年だ。
半砂漠地方には、雨が少ない。だから、半砂漠になってしまったわけで、そんな半砂漠地方に好んで生育するヘナとはいえ、雨が降らないと十分には成長しない。半砂漠地方に雨が降ると、そこに育つヘナは大きく成長するが、そんなことはめったにない。半砂漠地方にたくさん雨が降ることはないからだ。だから、ヘナの産地は、毎年、水不足で苦しんでいる。
ところがだ、今年は、ラジャスタンの半砂漠地方にも大雨が降った。三日間、昼も夜も雨が降り続いたことすらあったという。おかげで、シュクリナディ(乾いた川)に15年ぶりに水が流れ、水が流れただけでなく、氾濫して、橋が水没し、地元民を驚かせた(写真上)。半砂漠地方に大雨が降ったのだ。
雨の恵みをたっぷりともらうと、ヘナはこんなにも水水しく成長する
ソジャットに雨が降ると、かなり蒸し暑くなる。雲間に太陽がのぞくと、猛烈に暑くなる。雨の後、水をたっぷりともらうと、今度は太陽がほしい!と、ヘナは新しく出てきたばかりの葉をいっぱいに広げる。
ヘナは雨をもらうと、今度は太陽を求めて、その葉をいっぱいに広げる。その姿は、まるで踊っているかのように見えるのだ。
雨と太陽、砂地、これが、よいヘナが育つためには欠かすことができない。砂地と太陽は、ヘナの産地、ラジャスタンのソジャットにはいつもある。ところが、雨は、15年ぶりの大雨が降った。雨の後に、太陽が燦燦とヘナに降り注ぎ、今年のヘナは幸せそうだった。。。今年はよいヘナが収穫される。
雨がいっぱい、太陽がいっぱい、そんなヘナ畑で幸せな気分
雨がまともに降らず、 カラカラに乾燥して、葉を十分に広げきらないヘナを見ていると、辛くなるが、今年はヘナは葉をいっぱいに広げているから、幸せな気分になってしまえる、、そんな雨季のヘナ畑。。。
本当によいヘナは、背丈はこんな感じ……砂地だからさほど背丈が伸びることがない。砂地だから、根をしっかりと大地に食い込ませ、地上部分は小さくにしか成長しない。
これから、およそ一ヶ月半、あとは太陽が燦燦と降り注ぐと、ヘナの葉は肉厚に成熟していく、、、ヘナは太陽を吸収し、赤オレンジ色の色素に凝縮させる……なるほどなるほどと、ヘナの色はラジャスタンの太陽なんだと、一人、ヘナ畑でわかったような気分になった。
ヘナ遊写真集
ヘナの写真 1
朝のヘナ畑散策……ヘナの若木と老木(2013年3月18日)
新鮮なヘナ葉は牛たちのおいしい朝食!(2013年3月17日)
これがヘナやハーブの高速粉末化装置だ(2013年3月8日)
熱くなってきた!ヘナが熱い太陽の下、成熟を始めている(2013年2月28日)
季節はずれの雨に寒く、どんよりと曇るヘナの産地
ヘナの赤オレンジ色の色素は、ヘナの命、生命力だ
雨がいっぱい、太陽がいっぱい、そんなヘナ畑で幸せな気分
ヘナはインドの結婚式に欠かすことができない
ヘナ不作、農民の笑顔
ヘナ、不作の年は畑に育つゴールド(金)
ヘナの葉のよしあしとは…
ヘナ市場で
ヘナするインド女性
ヘナするインド女性
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