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ヘナ産地情報

2015年、今年のヘナはローソニア色素が高い

2015年11月8日ヘナの産地からレポート


今年は全般的に色素含有量が良好と見る

雨が多すぎず、適度にふって、太陽がしっかりと照りつけるという天候の影響かと思うが、今年は全般的に、例年より色素量が多いので、ヘナの当たり年ではないかと思う。

写真は、ローソニア色素2.8%のヘナの葉

写真のヘナの葉、まはが指定する産地より買い付けたヘナ。今年はヘナ市場からではなく、農民から直接仕入れた。 理由は、ヘナが値上がり中で、値上がりを期待して、農民はヘナを手放したがらない。特に品質がよいヘナを持っている農民はヘナを収穫したまま、蔵に寝かせて値段が上がるのを待つからだ。 仕方なく、割高になるのを覚悟で村に行って、農民の蔵から直接買ってきてもらった。買取価格がヘナの葉の市場価格より割高になっているため、今回の買い付け量は少ない。

よさそうなヘナの葉だったし、白髪束の染毛テストでも大変に良好な結果だったが、重金属テストでは異常な値が検出されずクリア、色素もよい、重金属も心配ない(インドSGS研究所調べ)……こうした検査結果が出ると一安心で、製造に向けて勢いがつく。

ヘナの色素の検査方法には2つあるが、「吸光光度分析方法」という検査方法での値が2.8%(インドSGS研究所調べ)となった。一般的にはローソニア色素量が2%あれば色素量が高いヘナとされるので、2.8%となると、大関クラスかもしれない。かつて、2%は小結、それ以下は関取。1%前後となると幕下という感じじゃないだろうか。。。ところで、以前、3%以上の色素量のある横綱クラスのヘナを選別したこともあるが、さすがによく染まった。これは毎年の天候や作柄によるもので、安定して3%以上の色素のあるヘナを届けることは不可能。

粘性も並、香りも普通、使用感も普通、ただし、色素量は抜群。

2014年のマハラニヘナ石臼挽きは粘りの王様だったが、今年は粘りは並、香りも普通、使用感も良好だが、今年は染まる。とてもよく染まる。白髪束のテストでも昨年のものと比較して明らかに濃さが違う。実際にテストで使用してみて、まはの鬚がt短時間染めただけにも関わらず綺麗に赤く染まっている、、、この染まりは!という感じで、2014年のマハラニヘナ石臼挽きは染まりの王様といったところかもしれない。

2014年産__vs__2015年産

ヘナの染まりの比較

同じように溶かし、同じように染めた場合の比較。染まりの違いは歴然。この違いに唖然としてしまった。2015年産のヘナは明らかに5%~赤が深い=ローソニア色素が多いことがわかる。SGS研究所のローソニア色素検査でも、同様の結果が出たことで検査からも白髪束の比較実験が正しいことが確認できた。

たまにヘナの葉にランクがあるとか、そんな話を聞く。ヘナの産地では、ヘナの葉にランク付けなどはしない。あえて言えるとすれば、ヘナの葉のランク=ヘナの葉のよしあしは、長年の経験による勘で、ヘナの葉の外見から判断する。さらには白髪束による実験やローソニア色素の検出検査結果などから、やっと割り出せるのであって、簡単にヘナにランク付けなどはできはしない。そういう意味で、まはのヘナはいつもAランクです。

ヘナのお届けは年明けの模様です。

現在、ヘナを挽くための石臼の調整中。せっかくのローソニア色素だから、、、色素を破壊しないように低温石臼挽きでゆっくりと挽いてお届けします。何しろ1時間に20キロしか挽けないため、挽き終わるまで2週間以上かかります。その後に真空パックなどの製造工程があり、お届けは来年になります。






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