ヘナの産地情報・工場・畑

ヘナ産地情報

ヘナの葉の新もののサンプル検査中(2013年)

2013年ヘナのレポート


今日届いたサンプルは高感度、ややアップ。

まはのソジャットの友人は、ヘナ市場で働いている。彼のおやじさんが公設ヘナ市場の会長をしている関係で、今年は、役目として、市場にだれがどれだけのヘナをもってきたか、を確認して記帳する役目をすることをおおせつかったのだという。これはヘナ市場としての重要な仕事で、公設市場として、売買が成立した際に、何パーセントかを税金という形で州政府に収めることになっている。そのため、どこの農民がどれだけのヘナを市場にもってきているかを記帳する必要があるのだ、今年は運がいい。彼のおかげで入荷状況が刻一刻とわかる。

参考記事
ヘナ写真集・ヘナ市場で
ヘナの葉の目利きの写真

その彼が送ってくれたサンプルがこの4つ。決してベストではないが、いま入った中でベストといえるから、まぁ、チェックしてみろと、参考の意味で送ってくれた。

今年は色素量5%~10%アップ。色素だけは良好。ただし、まだ湿っているため、匂いが強くなっている。


写真はヘナの葉を食べてるんじゃありません。ヘナの葉に鼻を押し付けて、ヘナの匂いから、ヘナの葉を状況を推察してるんです。これはとてもとても重要な工程。ヘナの匂いの嗅ぎわけ、これはよい香りのヘナ、鮮度のよいヘナをお届けするために欠かすことができない工程なのです。

ことしはヘナの色素量、という点だけを見れば、申し分ない年であることが、サンプルチェックから予想できる。調べた4銘柄、どれをとっても、昨年の石臼挽きヘナと同等かそれ以上の染まりをしているからだ。ところが……

やっぱり、まだ臭い。。。。まだ、匂いはさほどきつくないが、これは、収穫され、湿気にあたり、大気中の水分を吸い込んで、その段階で雑菌が一定度、繁殖したに違いない。現在、ソジャットの湿度、60~80%。はっきりいって高すぎる。10月1日以降、晴れ上がったので、収穫されたものである可能性があるが、しかし、晴れたとはいえ、湿った空気で乾燥具合が実に悪い。ヘナは収穫されたら、一揆に乾燥させないといけない。そのためには、日中の湿度30%未満の暑さが必須なのだ。ぱりっと乾燥してもらう、、ぱりっと乾燥すると、まるでカリカリのポテトチップスのように手の中でヘナの葉を振ると、音をたてる。ところが、まだ湿っぽく乾燥し、臭みが強い……これは、雑菌が繁殖しかかっている。残念だ。

10月8日はソジャットは雨、明日、9日も一部雨、13日頃にも雨が予想され、雲が広がる

10月8日、つまり今日の夕方、産地より電話がはいり、産地では雨が降ってきたので、ソジャットへ来るのは、もっと遅らせたほうがいいとのこと。少なくても、収穫は、この三日はありえないと。。。


早速、衛星でソジャットの上空の雨雲をみてみたら、やっぱりある。これだったら、雨がふってもおかしくない。。。

かりに収穫が始まっても、雨があがった後のヘナは、まはは手をつけない。雨があがって、カリカリに大地が乾き、ヘナの木がヘナの内側から乾燥してきたとき、そのタイミングで収穫されたものでないといけないのだ。そのタイミングで収穫されると、カリっと乾き、鮮度がとてもよく、臭みが少ない。こうした状況のヘナを見極めていくのは、容易なことじゃない。ただ、なんでもよければいくらでもヘナはあります。しかし、こうしたヘナがほしいと、こだわりだすと、非常に困難な仕事になってしまうのですが、それが楽しいので、今年も、チャレンジです。

本年はずばり、10月20日頃に収穫されるヘナを狙います。

色素だけでなく、鮮度も大変に重要です。現状の天気の状態からすると、10月15日くらいから本格的に乾燥が始まると予想され、収穫が本格化します。ただ、15日前後はまだ湿り気があることも予想され、まはは、20日前後を狙おうと思っています。それまで、まだ時間がたっぷりあるんで、まぁ、しばらく休養します。






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