髪は洗い過ぎてはいけない?お湯洗いのほうがいい?
お便り:髪は洗い過ぎはいけないということですが、それは油を落とし過ぎないほうがいいということなのでしょうか? そうであれば、シカカイなど油を落とすハーブを減らしていくというのは分かります。 最終的にはお湯洗いが良いということは、ヘナやアムラを使うよりもお湯洗いの方が頭皮にとっては自然ということなのでしょうか?
なにごともほどほどに、中程、中庸あたりがいいでしょう。
まは:中庸という言葉をご存知かと思います。何事も中程をもってよしとする考え方です。匙加減というか、頃合、この程度かなーーという頃合が、中程がよいんですね。これは、何事も極端をすると、長続きしない、失敗するということを教訓として戒めた言葉が、この「中庸」です。
お便り:最終的にはお湯洗いが良いということで、ヘナやアムラを使うよりもお湯洗いの方が頭皮にとっては自然ということなのでしょうか?
まは:極めつけを言ってしまうと、そうなるのかもしれないです。だって、動物、体を石鹸やシャンプー、そのほかのものでは洗いませんよね。とても具合がよさそうです。ところが、人間様は、あのシャンプー、このシャンプーと、あれやこれややっても、頭をボリボリとかいたりして、困ってる。
まは:人間は、野生の動物たちと違って、人工的で不自然な環境に生きてますので、そのまま放置しておけば、清潔で気持ちいい感じになれるかというと、そうでもない。だから、どのあたりまでが……どの程度、どんなもので髪を洗えば、ちょうどいい頃合なのか、その、ちょうどよい加減を見つけながら、遊びましょうということを、ヘナ遊ではお伝えしています。
お便り: 洗い過ぎはいけないということですが、それは油を落とし過ぎないほうがいいということなのでしょうか?
まは: 油を落しすぎず……いいかえると、適度に落としながら、髪を洗うということです。
大事なのは、『自然体で』
お便り:最終的にはお湯洗いが良いとうことなんですね?
まは:いえ、最終的にお湯洗いがよいとは、(どっかで言ったかもしれないけども) それが決定的によいということではありません。ものごとは相対的なんです。そう、人によっては、お湯洗いが最終的によい方もいらっしゃるかと思います。あるいは、人によっては、私は、ハーブで、二日おきに髪を洗うのがちょうどいいわ、という方もいらっしゃると思いますし、さらに言ってしまえば、私はヘナしながら、石鹸シャンプーで髪を洗うのがいいのよとおっしゃる方もいる……ここで、大事なのは、『自然体で』ということだと思います。その人にとって、無理なく自然に続けられる感じが大事で、それを続けていくと、やがて、収まるところに自然に収まっていくんですね。
まは:はじめから、髪を洗うのは週1回で!とか、週2回で!とか、あるいは、お湯洗いだけで!とか、決めてしまうと、どちらかというと、苦痛になってしまう場合があります。頭が痒くて、いりいりしているのに、お湯洗いだけ!とがんばっていても、修行というか、続かないんです。
まは: じゃ、ちょっと、まはがどうして、洗髪回数が減ったか、をお話して、説明します。実は、まは、いまは髪洗いません、ほとんど。そう、お湯洗いだけなんです。(ハーブのテストをするときは別)ただし、月に2回は、ヘナで白髪染めをしています。ヘナは白髪染めであり、髪のトリートメントであり、シャンプーでもありますので、正確にいうと、月2回のシャンプー(ヘナ白髪染め)だけで、あとはお湯洗いでばっちりです。
まは: あるいは、うちの子供たち、これは、生まれてずっと、お湯洗いです。一度も石鹸も、ハーブも、髪に使ったことがない。それでいて、髪、テカテカのつやつや、しかもサラサラ、、、、うちの子供の髪をみて、どのシャンプー使っているのと、よく聞かれます。これ、自然体です。
お便り: ヘナやアムラを使うよりもお湯洗いの方が頭皮にとっては自然ということなのでしょうか?
まは: いえ、自然体がよいのです。もし、ヘナやアムラを使っていて、気持ちがよいと感じる場合は、それがよいし、正しいし、自然ということだと考えています。頭皮が気持ち悪いのに、お湯洗いでがんばっているほうが不自然といえるかもしれないです。
髪を洗う回数は自然と減っていきます。減らすんじゃないんですよ、減っていく、自然にね。
お便り: 洗い過ぎはいけないということですが、それは油を落とし過ぎないほうがいいという ことなのでしょうか? そうであれば、シカカイなど油を落とすハーブを減らしていくというのは分かります。
まは: 減らしていくのではなく、自然と減っていきます。あるいは、洗髪回数も減らしてくのでなく、自然と減ってきます。頭が痒くならないし、臭くもなく、必要性がないので、髪を洗わないと、自然とこうなるわけです。
まは: まはが最終的に、髪を洗う回数が減ったことに気がついたのは、ヘナやハーブをはじめてから、2年めくらいかなと思います。
まは: 最初はね、いまから思うと笑えるけども、ヘナして、ヘナを洗い流すのに、市販のシャンプー使ってました。でね、ヘナして、ヘナをシャンプーで洗い流していて、なんだか、とっても不自然な気がしたんです。せっかくヘナの自然でいい香りだったのに、シャンプーのケミカルがとてもいやな感じがしてきて、ヘナのときは、お湯洗いだけにしたら、おおーーこれ、いいなーーーと、お湯洗いにしたんです。
まは: で、ヘナとヘナの合間には、以前、(インドの)市販のシャンプー使ってました。 でもね、市販のシャンプーの人工香料の匂いが、臭い!と感じるようになり、使いたくなくなってきたんです。で、ヘナみたいに、自然なもので、髪を洗えるものがない?と、あちこちに聞いて回ったら、あるインド人が、「うちのばあさんは昔はシカカイというので、髪を洗っていたよ、あれはいいらしい」と教えてくれたので、じゃ、ってことで、シカカイの実を買って、試してみたんですが、しばらくは使い方がさっぱりわからないので、このどこがいいのか………と試行錯誤の毎日だったんですね。すると、うちで働いていた家政婦さんが、これはシカカイといって、あたしの子供のころは、これをずっと使っていたというんです。 それで、その使い方を教えてもらった。 そのときの記事がこれですが、これって、もうあれこれ、10年近く前のことでした。
まは: そしたら、すごーーーくいい!!!!!!! と、で、実は、このシカカイで毎日髪を洗ってました。 いいーーー、いいーーーと毎日髪を洗ってたら、 あれって、今日は髪、洗わなくていいかもなーーーと、だって、不潔でもないし、痒くもないし、洗いたいと思わないから…………
まは: そうして、だんだんと、髪を洗う間隔があいてきて、気がついたら、現在のような、ほとんど洗わないスタイルに落ち着いてきたのです。 気がついたら、月に2回のヘナ白髪染めだけでも、ほとんどストレスなく、頭が調子よく気持ちいい、そんなことで、これ自然体でこうなった・・・・最初は、誰も教えてくれなかったし、自分で、試行錯誤で見つけてきたんですね。 でも、最初から、髪を洗わないのがゴールだと、それを目指してやっていくと、ちょっと辛いかもしれないです。
まは: だから、何事も 『自然体で』 と、お伝えしています。 洗いたいと思ったら、どんどんと髪を洗ってくださいよって……。あれ、今日はいいかなと思ったら、洗わなければいいのだし、仮に一生、一日置きにハーブなどで髪を洗うのがいいかなと感じたら、ずっとそうすればいいのだし、決まりはないと思ってください。自然体がストレスなく、長続きするこつだと思っています。自然体が、頭皮にとって自然と、そういうことだと理解しています。 一度、不自然な環境に生きてしまった人間にとって、もはや、野生に戻ることなどできませんので、中庸の自然体で、やりくりしていくのがいいと、理解しています。
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