ヘナ染めしてからインディゴ染めする？インディゴ染めしてからヘナ染めする？二度染めの実験

Ａはヘナ染めで赤オレンジに発色、Ｂはインディゴ染めで藍色に発色

まずは、白髪束を２本、ヘナとインディゴで、それぞれ、最初に染めた。使用したのはヤギ毛。人毛の白髪束より、違いがよくわかるからだ。

Ａはインディゴで後染め、Ｂはヘナで後染め……結果は一目瞭然だった

後に染めたほうの色が強く出る

Ｂは最初にインディゴ（藍染）して、ヘナ（赤オレンジ）で後染めしたが、後で染めたほうの 色が強くでて、ブラウン系に染まった。Ａの場合は、最初にヘナ（赤オレンジ）し、後にインディゴをのせたため、インディゴの藍色のほうが強く出るために、赤オレンジと藍色が混ざりながらも、後染めの藍色のほうが強くでて、より黒っぽく見えるように発色した。

赤い紙の上に藍色の絵の具で絵を描くのと、藍色の紙の上で赤オレンジ色の絵の具で絵を描くのに似ているのではないか？

今回の実験で、こんなことが言えると思う。 実際に青い紙と、赤い紙、赤い絵の具と、青い絵の具で、次回、実験してみようと思う。

下地の白に、まず、オレンジ色を塗り（Ａ－１）、その上に青色を乗せる（Ａ－２）と、ほぼ黒になる。それに対し、下地の白に、まず青色を塗り（Ｂ－１）、その上から赤オレンジ色をのせるとブラウンになる（Ｂ－２）という模式図です。後で乗せたほうの色が、下地の色よりも強くでるということになります。

参考記事

実験・絵の具でヘナとインディゴ(木藍)の白髪染めの原理を検証してみた