白髪染めにインディゴを使用する方必見!インディゴ発色プロセスの検証。インディゴ染毛時における酸化と染毛の関係
北海道の美容師Kさんと、インディゴ染めについて、あれやこれやと議論を交わしている。今回はインディゴ染めの直後、実際のお客様の白髪毛髪が黄色っぽく発色したという。美容師Kさんはマハラニ・インディゴを使用している。そこで、同じマハラニ・インディゴを使用してインディゴの染毛の実験をしてみた。
染毛時、酸素に触れたほうが、インディゴが濃く発色しやすいのか?の実験。
実験の方法
15g のマハラニ・インディゴにお湯を90gを注ぎ、15分馴染ませてから、ヤギ毛白髪束を30分間、投入した。Aはヤギ毛白髪束を30分間、浸けたまま。上の写真、左側のAの文字のところの直ぐ上に、ヤギ毛白髪束の頭がちょこっと見える。頭だけを出して、白髪束全体はインディゴ溶液の中に浸かっている。ところが、Bは5分浸けては5分ひきあげて、空気にさらし、また、数分浸けては、空気にさらしと、不定期ながらもあげたりだしたりを30分間、繰り返し、染毛時に、白髪束が空気に触れるようにしてみた。どらえもんのスプーンにひっかけて空気にさらした。こうしたら、酸素がいきわたり、発色がよいのじゃないか、などと勝手に考えてみた。
インディゴ液から引き上げた直後、洗い流してみると、Aの白髪束は、黄色!!に発色していた
白髪束からインディゴを洗い流して30分間、湿ったまま放置(=さらす)した。
AとBの白髪束を、実験を始めてから30分後に、水で綺麗に洗い、湿ったまま30分間放置して色の変化を観察した。Aは、直後は黄色に発色。Bは、インディゴ液に浸けたり、引き上げたりして、酸素を触れさせたために、洗い流した直後に、すでに藍色に発色している。酸素に触れることで酸化して藍色が発色していた。ところが、Aはインディゴ液に浸けたままになっていた=酸素に触れていなかったために、引き上げた直後は、藍色も発色していなかったが、10分もすると酸化で藍色に発色してきた。
結論:インディゴ染毛時、酸素に触れさせることで発色は向上しない……ようだ。
インディゴ液に入れたり出したり、まるで無駄だったみたい……。手を汚しただけ損だったか……。
まる一日経過すると、結局、Aのほうが逆に濃く発色しているように見える。インディゴ液から引き上げ洗い流した直後は、空気に触れさせながらインディゴ染めを行ったBのほうが濃く発色しているように見えたが、時間が経過するにつれ、発色の点では、やがてAがBを追い抜いたかのような結果になっている。
ヘナ遊トップ<実験室
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