インディゴとジャスワンド(ハイビスカス)の、白髪染毛力における相性
アーユルヴェーダで『ケシャ(育毛を助け髪の色をよくするものという意味)』の性質を持つジャスワンド(ハイビスカス)
インドで、ジャスワンドといえば、ハイビスカスを示している。このジャスワンドの花は、「ケシャ」とも呼ばれ、ケシャとは、育毛を助け髪の色をよくするものという意味があり、アーユルヴェーダ・ヘアケア製品にとてもよく使用される。
今回のシリーズでは、インディゴと、ヘアケアによく使用されるハーブの相性を調べているが、その理由は、ヘナは比較的、ほかのハーブとの相性がよいが、インディゴはかなり繊細で、あう、あわないがかなり出てくる、、、そのため、今回のシリーズでは、集中的にインディゴとヘアケアハーブとの相性を検証していると、そういうわけだ。ところが、インディゴと相性のよいハーブは、いまのところ、かなり少なそうであることがわかりつつある。
インディゴとジャスワンド(ハイビスカス)の相性は、あまり芳しくない
インディゴとジャスワンド(ハイビスカス)の相性は、悪いともいえないが、よいともいえないことが実験でわかってきた。インディゴにジャスワンドを混ぜ込むと、インディゴ100%と比較して、明らかに染まり色が薄くなる。ジャスワンド粉のPHは、実験に使用したもので6.0、、、弱酸性だった。
ヘナとジャスワンド(ハイビスカス)の相性は抜群
上の写真の実験では、ヘナに『相当量』のジャスワンド/ハイビスカスの花弁粉末を混ぜたにもかかわらず、ヘナの染まり自体は、ほとんど影響をうけない。ヘナはジャスワンドとの相性がよいのに、インディゴは相性が悪い。
ジャスワンドは隠し味程度にしかインディゴやインディゴ関連製品(ヘナとインディゴを配合したもの)に使えないだろう。
ジャスワンドは、ヘナの染毛力を損なうことがないため、ヘナ花ブレンドでは、ジャスワンドが大胆に配合されている。ジャスワンドは補湿性が高く、髪が潤い、結果、髪にまとまりがつく、さらに、アーユルヴェーダでは、ケッシャという性質があるとされ、ケッシャとは「よい髪をはやす」という意味で、癖がひどく、髪にまとまりがない女性たちには、特におすすめのハーブ、ジャスワンドは、白髪染めをしながら、髪のまとまりをつけ、しかも、頭皮、毛根から、よい髪をはやしてくれると、そんなハーブ。
そういう性質のハーブなので、ジャスワンドを、ヘナ+インディゴに配合して使用しようとしたが、ややむずかしいか、ジャスワンド量をかなり低めに抑えないといけないようだ。