2016年マハラニインディゴの作柄と買い付け状況
写真は買い付けられたインディゴ葉(原材料状態)。まだ青々している。インディゴ葉は乾燥すると1~2ミリのチップ状態にバラバラに砕けててしまう。今年の分は小枝は多いが、種類はあまり含まれていないようだ。
毎年、インディゴの収穫は6月~8月に行われる。理由は、この時期、インディゴの産地である南東インド(タミルナドゥ州近辺)が最も雨が少ない季節だからだ。雨が少ないため、インディゴを収穫して葉を乾燥させることができるのです。それ以外の季節は雨が多く、晴れてはいても夕方にはスコールが降って、一日、晴れることがないため、インディゴをそもそも乾燥させることができない。インディゴの産地では年中、インディゴは育っているが、インディゴ葉としての収穫はこの時期に限定されている。ということで、現在、インドにて、インディゴ葉の品質をチェックしながら買い付けを行っている。
2016年産は2015年産とほぼ同等の模様
2016年産インディゴをテストで粉末にした際、まだ青々しい匂いが漂い、さらに水に溶かしてみても、青々しい匂いがぷんぷんする。収穫して間がないのだ。
2015年産マハラニインディゴとの染毛テストでも、ほぼ同等で、まずまずといったところ。ただ、あくまでインディゴ葉を抽出してテストサンプルとのテストであって、最終製品の状態ではないため、品質は未確定だが、現時点での予想では悪くなさそうである。
すでに、必要量は買い付けを実施したが、現在、工場のあるソジャットでは雨がひどく降っており、雨がやむ9月中旬以降に実際の製品化の予定。毎年、この時期、8月頃はインディゴの買い付けだが、インディゴ不作の知らせに心配していたが、とりあえずほぼ必要量は確保できた。
ただし、実際の品質は製品化の後の品質チェックまでお預けだ。なぜかというと、ロットが大きすぎるから。テストでは、入荷したインディゴから任意の袋から少しづつサンプルを取り出して、よく平均化させてから粉末化し、全体の平均的な品質を推測することができるに過ぎず、それは必ずしも実際に全部が一様に攪拌され製品化された際の品質とは合致しない。ここでいう品質とは、もちろんインディゴの染毛力を言う。2015年はテストでは2014年をしのぐ染毛力だったが、実際の2015年産のインディゴの製品化では、2014年をしのぐ染毛力の仕上げにはならなかった。実際の仕上げがテストの仕上げよりもよいこともある。さてさて、2016年産はどうなるか、、、結果は9月までお預けです。
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