ヘナの製造工程3~ヘナパッキング風景
2013年ヘナのレポート 2013/11/20
ヘナは、真空パックが終わると、肉厚のアルミパックに封印する。ヘナは空気、光、湿気で劣化する。空気を真空パック機で抜き取り、さらに、肉厚のアルミパックで光から完全に遮断することで、劣化をかなり遅らせることができる。
インドでは、現時点では、まだ人件費が安価なため、作用は、大半が手作業による流れ作業で行われる。ただし、インフレ率が年率10%が長く続いており、アジアでも成長株のため、今後は人件費は高騰していくことが予想され、機械化が必須になると思う。
工場では緑色のユニフォームとショール:一枚のカラフルな布切れが支給される。ショールは頭にかぶり、長いので、ぐるっとまわしてマスクにもなる。ソジャット、ラジャスタンの人たちは、このショール一枚を伝統的に使ってきたので、それがそのまま工場でのスタイルにもなっている。ショールの覆面姿だったので、顔を見せてもらった。
若い男女が中心になって作っているんです。まだ、結婚前の男女が多い。ヘナの産地ソジャットのような田舎では働き口がそうそうあるわけではなく、、、というか、ヘナ工場こそが働き口。だって、ヘナで名前が世界に知られた町ですから。。。一般的に、田舎の工場といえば、3K(汚い、キツイ、危険)の現場だが、ここの工場はインド水準では設備がよく、清潔な環境での製造を行っていて人気があり、地元の若い男女が殺到する。ちなみに、上の写真の一番手前の女性は、そのすぐ後ろにいるアーシャ18歳のお母さん。
アーシャはこの工場で一番若く、器量よし。
アーシャのお姉さんは、上の写真の左、ラリタさん(未婚)、その横の覆面の女性も未婚。男性はスレッシュ君(未婚)。みな20代前半。彼や彼女らが口をそろえていくのは、「ここで働いて、お金を貯めて、早く結婚したい!」、、、男女とも、結婚資金を貯めているのです。