ヘナの製造工程1~こうやってヘナは作られる
2013年ヘナのレポート 2013/11/17
ヘナの葉を粉砕した粉砕ヘナの葉が詰まった麻袋が積み上げられている。産地、農民毎に管理番号が振られ、これをブレンドしていくのだ。
上の写真が粉砕ヘナの葉の接写。ヘナの葉は、粉末化する前に、一旦、細かく砕く。繊維質がみられるが、これは、フルイにかけることで取り除いていく。細かな繊維質は、現時点では、人力でのフルイがけがもっとも効果的。何トンもあるので、フルイがけは何日も続く。
繊維質は、この段階では完全に取り除くことはできないが、粉末化の際に、粉末化装置の内部にあるメッシュ(網)で、さらに取り除かれ、粉末化後にも、60メッシュ(網)にかけて、繊維質が取り除かれる。ファイン粉末は、100メッシュといって、目の細かな布地を通すため、ほとんどの繊維質が取り除かれる。だから、ファイン粉末はメンディアート(ヘナで肌に模様を描くアート)にも使用可能なのだ。通常のヘアケア使用では、100メッシュは必須ではない。
ヘナの葉には産地や農民毎に特徴があり、その特徴をバランスをとるために、ブレンドしていく。今回は8種類の産地、農民のヘナをブレンドして一品を作っていった。そもそも、一ロットが数百キロ~2トンとロットが小さかったので、いずれにしてもブレンドしていく必要があったわけ。
すばらしく綺麗な緑色をしているロットもあれば、葉の色は茶色っぽいが、色素が濃いもの、すばらしい粘りのあるもの、など、バランスよく混ぜ合わせていく。
念のため、軽く天日で干す。そもそも湿度が低いので、ほとんど乾いているが、稀に、収穫したてで、湿気が残ったまま入荷する場合があるので、一応、念のため、数時間、天日で干しています。この後、粉末化装置で粉末化し、さらに、60メッシュにかけて、繊維質を取り除いて、真空パック工程に進みます。