ヘナの産地情報・工場・畑

ヘナ産地情報

2013年収穫のヘナはダメかもしれません、、まだまだわかりませんが、、

2013年ヘナのレポート

ヘナのサンプル

ヘナの産地ラジャスタンでは連日のまとまった雨、、産地からヘナの葉のサンプルが届いたが、湿って重たい、、、これ、あかんわ

今週も、産地にまとまった雨が降った、というよりは、降ってしまった、というのが正しい。普通は、雨季が終わってヘナの収穫期ともなると、雨が降らないのだが………そこがおかしな天候で、ヘナの収穫途中に雨が降ってしまったため、これはヘナの葉殺しの雨となる。この雨のおかげで、大気は湿度90%になり、ヘナの葉は湿気をほしがって、大気中の湿り気を吸い込んでしまう。湿り気を含むとどうなるか、言わずとしれたこと……ヘナの葉に雑菌が繁殖が発生し、鮮度が失われてしまうのだ。だから、雨季が終わって収穫が始まると、通常、カンカンに暑くなり乾燥が始まる………そうしてぱりぱりに乾燥していて、鮮度がよいヘナが収穫されるはずだったのだが。。。。

まはの本来の予定では、とっくにヘナの産地入りして、ヘナの葉の選定を行っているはずが、産地が突然の雨の知らせで産地入りを取りやめた。インドのプネー市で休養し、雨がやむのを待っているのだが、、、、もはや大雨に近い雨が降ったため、仮に今日雨がやんでも、2週間はヘナの収穫はない。

この大雨でヘナの木が水を完全に含んでしまい、葉の成長が再び始まったからだ。仮に今日雨が完全にやんだとしても、ヘナの木から水気が飛ぶまでに、2週間はかかる。だから、よいヘナを収穫するには、2週間は待たなければならない。よって、早くても10月の20日過ぎにしか収穫は始まらない。ただし、今日、天気があがったとしての話であって、実際には、まだ、雨の予想があるため、まったくわからない状態。。。

70%のヘナの収穫は完了し、そのうちの半分が雨をかぶって茶色の葉に変色、残りの半分も、まともな状態ではない。

ヘナの産地で工場をやっている友人が悲鳴をあげた。「今年は、もうわからない!」「ほとんどの新ヘナが茶色の葉っぱで、不作のため、値段だけがあがっている」という情報。先日の大雨で、畑で乾燥中だった収穫されたヘナの葉が4000トン、水浸しになり、古いヘナのように茶色く変色してしまい、鮮度が完全に失われてしまった。しかも、運よく、雨を免れたヘナの葉も、連日の高温多湿で、湿り気を含み、すでに、劣化が始まっている………要するに、ヘナの産地の収穫が終わった70%の2013年のヘナは、雨や湿気で鮮度が失われ臭いヘナに変容中。。これ、今年は、いまだ畑に残っている30%のヘナにかけるしかない。。。この残された30%のヘナは、いままでで一番高い金額になるのは確実な状況です。

一応、産地からのヘナのサンプル、色素などのチェック中


なんだか、ぱっとしない気分。産地からヘナの葉のサンプルが送られてきたので、まぁ、チェックするかなと、なんとなくヘナの葉のお掃除をしている写真です。お掃除とは、ヘナの葉から枝部分を取り除いて、これを自分で粉にして、染毛力をテストするのです。

産地で見つけたもっともよいヘナの葉がこれだと、、、茶色っぽく湿っていて臭い(湿気で劣化が始まっている)……今年はだめかと泣きたくなる。


うーーーーん、と、渋い顔をしながら、ヘナの葉っぱを見ている。湿っている、茶色、臭い、と、悪いヘナの三拍子がそろっているが、これが目下、今年収穫の一番よいヘナだという。 ダメジャンこれ、、、、、湿気はすべてを駄目にする。収穫途中で降った雨が、ヘナの葉を殺してしまった。もうおしまい、ガク。

今年は、気分的に、しばらく立ち上がれないので、一旦、日本に帰りたい気分。どっち道、10月下旬まで収穫はありません。気分でもかえないと、気持ちがふさいでしまいますからね。。。いずれにしても10月下旬か、11月にはいってのヘナの収穫に望みを託すしかありません。






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