ヘナの産地にてヘナの葉の目利き中
2017年10月16日ヘナの産地からレポート
ヘナの葉を見るに、色素は間違いなく2%以上。
まはのヘナは、ヘナの色素量は最低2%以上であることを基準としている。だから、どうしてもヘナの産地にて、選別を徹底してやって、自分自身でも染毛テストを行いながらの選別。
写真は、実際のこのヘナの染毛力をテストしているところだが、良好な結果がでたため、SGS研究所にローソニア色素量の検出検査と重金属検査に出して、化学的にも検査を実施していく。いくつかのロットを実際に買い付けて、実際に粉末化を行い、選別作業を実施していくので、そのプロセスに時間がかかる。
ヘナの産地入りには、ムンバイ空港を経由する。ところが、ムンバイは連日の雨雨。空港も雲が覆っており、上空には厚い雲がある。
離陸すると、すぐ上は一面の入道雲だ。ところが、1時間も飛び、ヘナの産地に近いジョドプール空港に近づくと、暑い太陽に照りつけられた乾いた大地がひたすら広がっている。
下界は37度あるという……。毎日、晴天で雨一滴も降っていない。わずか飛行機で1時間飛ぶだけで、ここまで違うとは。。。
暑さとヘナしかない土地だけども、嬉しいものがいくつかある。手作りな家庭料理……これが実にうまい。白い塊は無塩バター。自分の家の牛から絞ったミルクでバターやギーを作っている。それをたっぷりチャパティにつけて食べるのは極楽。おかずはもう何もいらないという感じ。しかも、このチャパティも自家栽培の小麦のチャパティだ。このお宅は、1ヘクタールの農地の半分をヘナ畑にし、残りで小麦、ジーラ、マスタード、各種の穀物を栽培している農家。
インディゴの粉末化を先に……
工場に到着すると、すでに今年の8月に南インドから買い付けたインディゴの葉の清掃が終わっていた。インディゴには小枝や石ころ、砂塵がたくさん含まれているため、特殊な装置でそれらを除去している。以前は風で飛ばしていたが、最近はさらに精度のよい方法に切り替えて、不純物を取りのぞいている。
この特殊な装置については工場との取り決めで公開は差し控える。まはさんのサイトは影響力があって、工場関係者が見ているようだからと、、、実はどこかのサイトで手で選別するなどとしたサイトがあるらしいが、きちんとした装置で行えば、まったくもって手で選別するなどの工程は不要なわけでと、、、そんな話をしてくれた。まったく同感です。昨年より、ヘナの葉の清掃工程は特殊な装置を導入したため、ヘナの純度がさらに高まっている。
ただ、いくら小枝類を取り除く作業をしても、ヘナの葉自体に葉脈という繊維質がある。実は、ヘナに含まれる繊維質は、この葉脈で、これはヘナの葉と一体のため、取り除くことはできない。そのため、小枝類をいくら取り除こうが、本質的にヘナの葉自体に繊維質が含まれているというわけだ。
また、ヘナの砂塵については、集塵機を導入することでほとんどなしにすることができているので、今回から特殊装置の導入で枝類などの繊維質が低減されているという。ただし、ヘナの葉に含まれている繊維質自体はヘナ粉末後のフルイガケの工程である程度、低減させることができる。
インディゴ粉末化工程が始まり、さっそく、仕上がりのチェック。