ヘナの産地

ヘナサンプルを収拾、まずは今年のヘナの発色をテスト中

2012年10月18日ヘナの産地からレポート

ソジャット市から30分ほどの○○○村にて

ソジャット市から30分ほどの○○○村にて(写真上)

○○○、◎◎◎といえば、良質なヘナが出る村として有名だ。それは、奈良のお茶、静岡のお茶、といった具合。理由は、このどちらも土地が砂質で、ヘナの栽培には最適だからだ。ヘナはバサバサの砂地を好む。写真は収穫し、乾燥したヘナの葉を、枝から叩き落とす「ヘナ叩き」をしているところ。バシィバシィと、おじさんたちがヘナを叩くたびにヘナの葉が落ちる。まはが、その落ちた葉を拾い上げて、手にもっている写真です。

どうです、この肉厚の小さな葉……これこそがヘナの中のヘナ。

どうです、この肉厚の小さな葉……これこそがヘナの中のヘナ。

いま、収穫の最中の畑のヘナを撮影してみた。葉は肉が厚くなり、色は間違いなくのっている。 ここまで肉厚になったタイミングが大事。これは、葉の先のほうだが、根元のほうはこんな感じ。下の写真。

どうです、この肉厚の小さな葉……これこそがヘナの中のヘナ。

ぱっと見ると、葉が黄色っぽくなっている。つまり、ヘナの紅葉が始まっているわけだ。この葉は、あと数週間ですべて落ちてしまう。落ちる直前が、もっとも肉厚となり、もっともヘナの色素が高く含有されている。この葉が乾燥すると、葉はバリバリに硬い。握ると、葉は折れて、その角が皮膚に突き刺さってくる。これがベストのヘナの第一条件……つまり肉厚。だから、ヘナの目利きの際に、ヘナの葉を手で握りつぶして、手の中でどれだけ突き刺さるかを見ると、こんな目利きを、まず最初の段階で行う。

収穫されたばかりのヘナが市場に入荷しはじめた!

ヘナ入荷

先週、収穫が急に始まり、今週、本格化している。 ヘナの収穫は、いまの様子だと、10月末にむけて峠を越える。 そして、昨日あたりから、収穫されたばかりのヘナがヘナ市場に入荷しはじめた。

上の写真は、ヘナの産地、ソジャットにある公設ヘナ市場。 ここで、ヘナの競りが行われるのだ。 築地の市場と同じです。 現地の言葉で、「マンディ」という。 マンディ、つまり、このヘナ市場に、ただいま、ヘナが続々と入荷中。 収穫を終えた農民たちが、直接、ヘナを持ち込んでくる場合もあるが、 ほとんどの場合、ソジャットの各村々に、仲買人がいて、 仲買人が農民からヘナを買い集め、それをまとめてマンディに持ち込む場合が多い。 現在、サンプルを収拾中。

ヘナのサンプルを検査中

今日、あちこちの産地、村のヘナの葉を、ミキサーで自分で粉にして、ただいま、染毛テスト中。さてさて、今年のヘナは、どんななんだろう?興味津々です。


ヘナ産地情報

ヘナ石臼挽き
ヘナ遊