ヘナの産地

ヘナの収穫がヘナの産地ソジャットではじまりました

2016年9月29日ヘナの産地からレポート

ヘナの収穫風景

まはの友人のヘナ農園でヘナの収穫がはじまった。早速、友人がその模様を現地からメールで送ってくれた。最近は、インドも4Gや3Gネットワークが発達しているため、スマホでリアルタイムでヘナ畑から撮影した画像や動画を送ってくれる 、IT立国になってしまったインド。。。ただし、ヘナを刈るということについては昔ながらのまま……伝統の鎌に、皮の手袋をして、かがみこんで、サクサクと地面のヘナを刈り取っていく、これは今も昔も同じです。人件費高騰のあおりで、ヘナ刈り取り機が出るやもしれませんが。。。

ヘナの収穫風景

長かった雨も終わり、ソジャットの大地は強い太陽に照り付けられて乾燥がはじまり、そしてヘナの収穫がはじまった。9月下旬。収穫は雨期明けの猛暑の中で行われる。10月には40度を越すと予想され、ヘナの収穫はピッチをあげて進んでいく。

理由は、ヘナは乾燥すると、急速に紅葉し始め、葉を落としてしまうからだ。葉を落としきってしまう前に刈り取ってしまわなければならない。 カラカラに乾いて紅葉が始まっているヘナの内部には、水分はあまりない。だから刈り取って、畑に寝かされている間に、ヘナの葉はパリパリに乾いてしまう。 この急激な乾燥こそが、良質のヘナ製造の上で欠かすことができない条件。

半砂漠気候のソジャットでは、ヘナを刈り取ると、ヘナの葉は、一日もしないうちに、ポテトチップスのようにカリカリに乾燥する。この乾燥が良質なヘナを収穫するためには欠かせない。

ヘナの収穫風景

雨季が終わり、気候、大気が急激に乾燥することで、ヘナの木の内部に水分が減少し、刈り取りとった後1日足らずの間にヘナの葉がパリパリに乾燥する。 刈り取った後、数時間でパリパリに、ポテトチップのようになっている。すると、ヘナの葉は美しい真緑のまま、これを粉末にすると綺麗な緑色となる。まるでヘナの葉のフリードドライのように、ソジャットの熱い太陽はヘナの葉をドライ乾燥させる。さらに、この強い日差しが雑菌が除去する。 雨が降った後、照りつける強い太陽と、それがもたらす急激な乾燥こそが、良質なヘナの製造には欠かすことができないのだ。

ふうちゃんとヘナ畑

この畑はふうちゃんと一緒に、4年前、視察した農園です

写真はヘナ畑でまはとふうちゃん。この畑もいよいよ、よいヘナが収穫されるようになってきてます。詳細は→ヘナ畑でヘナの観察・ふうちゃんの夏休み自由研究<動画>この畑では、現在、オーガニック認証のプロセスを開始しています。今年が2年目のため、3年後には、この畑からオーガニック認証のヘナがお届けできるようになります。

畑の持ち主は、まはの友人のお父さん、ソハンラルジ氏

ソハンラルジ氏

一面に広がるヘナ畑の前に立っているのはソハンラルジ夫妻。ソハンラルジさんは、ヘナ農民でもあり、また、ソジャット市のヘナ組合の会長をしている。いわば、ヘナの産地の顔で、ヘナといえば、この人を知らない人はいない。このソハンラルジさんは、「頭から元気」というシーマ・長沢さんの本に登場している。

暑いっすよー!で、恒例、バケツ水

ソハンラルジ氏

ヘナの産地は、雨季があけると、猛烈に暑くなる。10月には気温は40度にもなり、湿気も下がり続け、大気も大地もカラカラに乾く。だから、ヘナ刈りをするには水分補給は欠かせない。だから、こうして、バケツに水を汲んで、ごくごくと飲みながらヘナ刈りをする。

ヘナの収穫は、これから10月の終わりまで続きます。これから、収穫されたヘナが競りにかけられますので、そろそろ、現地に買い付けに向かおうかなと思ってます。今年のヘナはどうなるか。・・・現在のスケジュールでいくと、買い付けは10月終わり~11月の中旬まで実施し、11月後半から製造しますので、年明けの新ヘナのお届けとなるでしょう。


ヘナの産地
ヘナの収穫

ヘナの収穫
ヘナ遊