アムラの収穫と製造方法『アムラの実の釜炊き』
アムラは薬用として使用する場合、種を取り除かなくてはならない。生のアムラのままで、種を取り除くことはかなり困難で、伝統的に使用されているのが、アムラの釜炊きの方法です。
アムラの収穫シーズン
インド薬草研究所を訪問した際に、たまたま、アムラの収穫が行われていた。見れば、丸々と大きくなったアムラが収穫期を迎えていた。
アムラは数珠鳴りに実をつける。アムラの木は、大きくなる。成長すると、おおよそ、7、8メートルにまで大きくなるものがある(栽培用に交配されたものは、大きく成長しないようです)。アムラはインドにとって欠かすことができないハーブで、アーユルヴェーダ薬草の原材料としてはもちろん、ピクルスなどに加工され、食卓にも欠かすことができない。さらには、ヘアケアの原材料としても、欠かすことができない。
アムラの年間使用量は膨大で、主に、マディアプラデッシュ州の森の自生する野生のアムラがインド政府の黙認のもとに、アデワシー(原住民)たちが収入の糧を得るために、収穫され市場に出てくる。聞く話によるとマディアプラデッシュ州の森からは年間に7~8千トンのアムラが収穫されるという。すべて野生です。
アムラの実の釜炊き
これが、有名なアムラの実の釜炊き。なぜ、アムラの収穫期にアムラの実の釜炊きが行われるのかというと、アムラは薬用摂取に使用される場合、実を除去しなくてはならないからだ。
果肉の中央部分にある種は、摂取には不向きであるために、収穫、乾燥される前に取り除かれる必要がある。ところが通常の方法では、種と果肉を切り離すことが大変に困難であるため、伝統的に、アムラの実をぐつぐつと数分似ることで、種と果肉が簡単に引き離せる。
上の写真、アムラの果肉の中央部分が丸く窪んでいる。このくぼみのところに丸い種があったわけだ。アムラの実を煮ることで、種が簡単にほぐれて取れるために、シーズン中には、たとえば、マディアプラデッシュの森では、アムラの釜炊きがいたるところで行われているという。
種が除去された後、アムラの果肉は天日干しされ、茶色っぽく乾燥する。ときとして、真っ黒く乾燥することもある。薬草学研究所には、4~5本のアムラの実がある。年によって収量が多い少ないのばらつきがかなりあるが、今年は、種を取り除き乾燥させた際の重量でいうと、3~4百キロの実の収量を見込んでいるという。何しろ、一本の木から、収穫期になると数珠鳴りに実がとれる。大きな木であればあるほどに、収量が多い。だから、マディアプラデシュ州の野生の森から、原住民たちが数千トンの実を集めてくるという話も実感として理解できる。
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