アーユルヴェーダの秘儀「脈診」で健康状態を診断するスックマール君

スックマー君

彼はインドのアーユルヴェーダの名医の家系に生まれ、誕生から今日まで、ずっぽりとアーユルヴェーダに浸かっている。上から下までアーユルヴェーダそのものの彼を、まはは彼が幼い頃、4~5歳の頃から知っている。

このごろの彼の活躍を見る度に、実は驚きを禁じえない。10代以上続くアーユルヴェーダ名医の直系だけあって、天性のアーユルヴェーダ感性をもっている。

アーユルヴェーダとは知識ではない

とアーユルヴェーダ大学の黒板にかかれている。アーユルヴェーダ大学では知識は一応教えるが、知識として教えられることはアーユルヴェーダではない。ここが実に難しい。特に脈診の技。アーユルヴェーダの名医は脈診により人の体に起こっていることをピタリと理解し、治療方法を伝える。この脈診の技こそ、スックマール君が得意とすること。この技はアーユルヴェーダ大学では残念ながら伝えられないそうだ。親から子へと秘伝としてしか伝えることができないようだ……。

向かって右がアーユルヴェーダの名医、サダナンダ先生。先生は日本のある大学に招待され、脈診の秘儀を披露した。大学では複数の患者を病名を伝えることなく先生に脈診をしてもらったところ、ピシャリと患者の状況を言い当てたという……その脈診の技に大学の先生たちも唸り声をあげたに違いない。その秘伝の脈診の技を受け継いだスックマール君(左)の活躍に期待している。