ヘナは一晩寝かすの間違いがほぼ確定!ヘナの染毛力は時間で減衰

すでに何度となく同様の実験を行ってきている。しかし、違った状況で違ったやり方で同じ実験を繰り返し同様の結果が再現されることで、事実が確定してくる(それでも間違いはあるやもしれないが)。

ヘナペーストは一晩寝かせるは間違い?

↑が以前、今回とは違った方法で実験を行ったもの。何が違うかというと、寝かせ時間と染め時間である。しかも写真も今回とは左右が反対になってしまっている。。。そしてこれが左右逆転の今回の実験。

今回は1時間のみ染めた。右は溶かしてすぐ(実際は10分くらい経過)から1時間染め、左は溶かしてから12時間経過後に1時間染めたもの。明らかにヘナ特有の赤オレンジ色素は30%ほどダウンしている。ヘナは一晩寝かせの誤りが確定した。というか、それは実は誤りでもなかった?!

ヘナは一晩寝かせはメンディアート用のヘナペーストの作り方

ヘナで皮膚に模様を描くメンディアートでは、ヘナは一晩寝かせる、いや、かなり濃い茶色に染めるには精油を混ぜ込み、一晩と言わず二晩、三晩寝かせる……これがメンディアートのプロのヘナペーストの作り方。長く寝かせたほうが皮膚には濃く染まるため、それと同じことが髪、白髪にも言えると勘違いされ、白髪染めとしてのヘナも一晩寝かせるといった誤ったやり方が広がってしまった。

白髪染めではヘナは長時間寝かさず溶かしてすぐに使うほうがよく染まる!

これが事実であることが、繰り返し実験によりほぼ確定した。それだけでなく……

ヘナを長時間寝かせるとヘナの臭みがますのでまったくおすすめできない!

ヘナは溶かした瞬間からローソニア色素が展開して分解していく。その際、時間が経過すればするほど臭みが増していく。一晩寝かせた場合は、臭みがかなり強くなっているので全くおすすめできない。皮膚に染める場合は、そもそも少量だし、鼻から遠い箇所なので、さほども匂わないが、頭の上は目と鼻の先ともいえるほど近いため、臭いヘナはプンプンの匂ってきて不快だ。