夏のヘアオイル、アタルバアーユルヴェーダのヘアオイル

アタルバヘアオイル

なぜ夏のヘアオイル?

理由は簡単です。冬場になるとココナッツオイルベースのため固まってしまうのです。だいたい室温が平均で20度を切ってくると凝固し始めます。夏は写真のように深緑色に溶けて使いやすいのです。夏のヘアオイルとはいえ、うまく溶かす(ストーブの近くに置いておくなど)ことができれば、冬のヘアオイルとして活用していただいてもまったく構わないし、仕上がりはココナッツオイルベース特有のすがすがしさがあります。

アタルバヘアオイルはなぜ深緑色?

人工着色料ではありません。実はインドでは同じような色をしたヘアオイルは山ほどあります。そのほとんどが人工着色料添加されたものです。ところが、アタルバヘアオイルは正真正銘100%天然の深緑色です。どうして天然の素材からこのような深緑色が出るのか。。。それは本物のアーユルヴェーダの伝統の製法を頑なに守り続けているからです。

ブラーミの生葉ジュースの色

ブラーミ

アタルバではハーブ園を保有しており、農園内で栽培されたブラーミ(バコバモンニエラ種・上写真)を生のままジュースに搾り出し、その他のハーブの煮出し液と一緒にすべての水溶成分を特殊なアーユルヴェーダ製法にてオイルに転写しています。アーユルヴェーダ製法とは、本来水溶性であるハーブエキスを油に転写し閉じ込めることで長期保存を可能にする製法で、その際、ブラーミの生葉を使うため、新鮮な葉の色がオイルの中にそのままに転写保存されたのです。

色だけでなくハーブの水溶成分(天然保湿成分)がアーユルヴェーダ製法によりオイルに閉じ込めて保管されている!

ここがアーユルヴェーダ製法の最大の特徴です。本来、水溶性の成分であるものが油に溶けている。水溶性の成分は保存が困難で、現代では化学的保存料(パラベン、安息シュウ酸・・・発癌性があるとされている)などにより長期保存が可能になっていますが、伝統的には特殊な製法(アーユルヴェーダ製法)で水溶性成分を油の中に閉じ込めることにより長期保管しているのです。アーユルヴェーダ製法ではゴマ油ベースであれば場合によっては10年以上も保管が可能という……本来は水溶性で腐ってしまう成分を長期保管する驚異的な伝統製法なのです。

仮説:水溶性成分との何等かの反応により、ヘナの赤オレンジ色が抑えられブラウンに発色した?

アーユルヴェーダ製法ではハーブの水溶性成分がもれなく油に転写されます。その成分の何かの兼ね合いで、かつ、使用方法の何かの条件の組み合わせにより、ヘナがブラウンに発色する可能性がある……これについては、今後、皆さんの実験により、何か発見できればと期待しています。