多聞寺・無患樹(ムクロジ・リタ)
埼玉県、リタの老木
埼玉県に、リタの老木があるというので、日本に来た折に訪れてみた。埼玉県北本市の多聞寺である。寺の門の腋から、寺に入ると、目の前に、大きな老木が目に入る。これが、埼玉県指定の天然記念物「無患樹(むくろじゅ)」だ。無患樹の木を見上げると、先端が折れ、胴太の幹から、枝が出ている。大分とふるい木だなと、これが神社だったら、ご神木なんだろうな、などと考えていたら、そこに多聞寺の住職が現れた。手にはカメラを持っている。聞けば、住職も無患樹(むくろじゅ)の木の撮影に来たのだという。
住職によれば、多聞寺(埼玉県北本市)の無患樹(ムクロジ・リタ)は、樹齢四百年。多門寺の歴史をずっと見てきたに違いないという。かつて、住職が子供のころは、この木の実を落とし、その木の実の皮をはぎ、石鹸として使用したという。ところが、いまは、無患樹の木の実を、住職自身を含めて、誰も利用していないという。ただ、羽子板の羽として、飾り的として、無患樹の実をもらいに来る人がいたが、それも最近はめっきりと減ったという。早い話、誰も利用していない。もったいない話だ。つい、先日、友人のアクセサリーデザイナーに「シルバーなどをリタで磨くといいよ」と、リタをプレゼントしたところ、彼女はかなり驚いていた。シルバーはすぐにくすむため、いつも金属研きのような薬品で洗っていたが、ためしにとリタで洗ったところ、シルバーがピカピカになったという。その効果は、薬品に引けをとらなかったそうだ。リタは、インドで昔から、金を製造する人たちによって利用されてきた歴史がある。金製品を仕上げる際、最後にリタで洗うと、ピカピカに光るからなのだ。
かつては、日本の病院には必ず植えられていた無患樹・・・その洗浄力、消毒殺菌作用が病院で役立つために植えられていた。その洗浄力、殺菌力は、石鹸以上だと、まはの経験から思う。そして、何よりも、天然100%。まさに、無患樹は、文字通り、それを使えば、その優れた洗浄力殺菌力で、患いを無くする樹なのである。
住職によれば、 無患樹の実が成るのは、毎年夏場で、ちょうどいま、花が咲き、無数の小さな花(写真左)が落ちたところだという。「去年はほとんど実が成らなかったけども、今年は、こら、このとおり、花がたくさん落ちているから、実がたくさんなるに違いない」と、「これから暑くなって、葉を落として、それから実が成るのだ」という。たまたま、木の根本を見たら、一粒のリタの実が落ちていた。これは、去年のリタの実の残り。 多聞寺訪問の記念として、ありがたくいただいた。
追伸:食器洗いだけでなく洗濯にもムクロジをおすすめします
多聞寺に立ち寄る際、知り合いのお宅にお世話になった。 たまたま、洗濯ものがあって、Tシャツ類など、奥様が洗濯をしてくれた・・・・まではよかった。綺麗に洗濯され、戻ってきたら、とてもよい香り・・・と昔は思えたんだろうけども、実際は、強い香料の臭い・・ちょっとまずいかな?と思いつつ、シャツを着たところ、洗剤の人工香料の臭いが鼻について苦しくなってきた。それでもガマンして着ていたら、30分もしないうちに、皮膚全体が痒くなってきた。たった一枚のシャツなのにね、足の皮膚までもが痒くなってきた。こういう洗剤は体に毒だなと、痛感した。まはは、髪も体も基本はお湯洗い。衣服も基本は水洗い。たまに油っぽい場合、汚れがひどい場合だけ、ムクロジ・リタのお世話になっている。それと、漂白剤は一切使用しないため、残念ながら真っ白い服は着ないことにしている。
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