珠のような宝石・アムラの実

雨季の終わりはアムラの収穫期

アムラの収穫期は年に何度もある。それはインドが広いため、地方地方で収穫期が異なったり、あるいは、種類によって若干、収穫の時期が違うからだ。そして、雨季の終わりにあたる９月頃が、アムラの収穫期にあたる。

アムラの実は数珠成り

上のアムラは収穫まで、後一ヶ月くらいかかるという。大きさがピンポン玉くらいにもなる。それがちょうど数珠のようにたくさん成る。その成り方は豪快な感じもするが、ただし、アムラの実の成り方には周期があって、粒が極端に少ない年があるのだという。そうなると全然取れない。

アムラの用途は多岐多様…インドでは欠かすことができないハーブ

おそらく、アムラときいて、インド人は、食べることを連想すると思う。アムラはシーズンになると漬物風にピックルにして、保存し、年中食べる。さらに、アーユルヴェーダの製薬では欠かすことができない薬。酸性だから長期保存をさせるためにも必ず使用されるようだ。アーユルヴェーダの丸薬を口に含むとき、ああ、と、アムラが配合されていることが舌でもわかるほど、アムラは基本的な配合薬にもなっている。