インディゴ(木藍・ナンバンアイ)のテスト収穫
写真の上は中枝、上の写真の右端には大枝が少し見える。そして下の写真がが小枝。大枝は普通の木の色をしているが、中枝は、少し黒ずんでいるように見える。また、葉を直接つけていた小枝(写真の下)は、日にちが経過すると、インディゴ色に発色してきた。インディゴという植物は、末端にいけばいくほど、インディゴの色素が増えていくように観察できた。
適切なインディゴの収穫時期を探る
写真左が、今から3ヶ月近く前。インディゴの株が植えられたばかり。その後、3ヶ月で、腹くらまでの高さ、およそ、1メートル程度の高さに成長したところを、少しだけテスト収穫してみた。上の写真は、テスト収穫された後の様子。収穫は一週間ほど前に行われたが、すでに、根元より葉が出始めている。これが恐らく3ヶ月~すると、また、同じ程度の背丈まで成長すると予想されます。
収穫後目視と手作業で選別し、葉とそれ以外の部分、つまり枝と小枝に分けた。葉以外の部分が右の写真。葉を5キロ摂るために、枝、小枝がおおよそ15キロとなる。1トンの葉を収穫するには、3トンの枝、小枝部分が発生することになる。
雨季の雨間収穫は失敗、インディゴが薄い
今回のテスト収穫の目的は、雨季の雨間、太陽がひろがって、強い日差しがあるときに、収穫、乾燥させ、その粉末で白髪染めをテストすることだったが、あっさり、惨敗。粉の色は、大変にあざやかなグリーンだったため、期待していたが、水に溶かしてから30分待っても、1時間待っても、大した量のインディゴブルーが発生してこない。ぱっと見、インディゴペーストは、グリーンのまま。ガクッ。
前回のテスト収穫は、乾季の3月頃、とても暑い時期に収穫されたもので、インディゴの発色をテストしたところ、抜群の染毛結果をマークした。で、雨季の最中に収穫されたインディゴの、色素のノリを実験してみたが、よい結果はでなかった。
次ぎの収穫は雨季明け、10月を予定!さて、どんな結果が出るか?
現在、薬草研究所所有の農地の、空いている隙間の土地に、インディゴを作付けしている。その広さは、恐らく、数エーカーではないかと思われる・・。何しろ、隙間+隙間+隙間・・・なので、正確な広さは不明。で、順調にいけば、雨があがり強い乾燥の時期、10月頃には、100kgくらいの、薬草研究所育ちの良質なインディゴの粉が収穫できると予想しています。
万が一、良好な品質の場合は、日本にテスト出荷して、ぜひ皆様にもテストしていただけたらと期待しているんです……。さてさて、インディゴの栽培、上手くいくのか?まずは、良質な100kgを収穫するところから・・・それがうまくいけば、本格的な作付けして、そう、2年後には十分な量を確保したいと、そんな夢を描いています。
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