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インディゴ(木藍)

インディゴ(木藍)

小さな、小さな、インディゴの花

インディゴの花

とても鮮やかで、綺麗な緑・・・それがインディゴだ。和名を木藍ともいい、原産地がインドのため、印度藍とも、ナンバンアイとも呼ばれる。

インディゴは高温多湿の、雨が多い印度南部で主に栽培されている。タミルナドゥー州、カルナタカ州、アンタルプラデッシュ州などがインディゴの産地で、今回は、タミルナドゥ州のインディゴ農園を訪れた。ここで、タミルナドゥ州などというと、あれっと思う人がいるかもしれない。そう、タミルナドゥは、先のツナミで、スリランカと同様に大きな被害を受けた州なのだ。

先月10月は、インドの北西部ラジャスタン州のソージャットのヘナ農園を訪れたが、今回はインド大陸を斜めに横切って、南東のタミルナドゥ州・州都チェンナイから北へ車で3時間程度のインディゴ農園。通常、この付近では雨が多いため、水田での稲作が広く行われているが、最近は、染料としてのインディゴの需要が増えてきたため、インディゴの栽培もあちこちで行われるようになった。

インディゴは、ぱっと見、雑草、とても鮮やかな緑の雑草って感じです。種をまいて、4ヶ月で収穫できる。収穫しても、刈り取るだけだから、茎からまた枝葉が伸びてきて、数ヶ月でまた収穫できる。種を撒いてから3~4回は収穫できるから、年のうち、半年以上は収穫していると農夫は言う。3月頃から7月までは雨がないので、インディゴを収穫して乾燥させ、粉末化する。8月頃から雨が始まるから、インディゴ染料の抽出を行う。

まはは聞いた。「9月~10月には収穫・粉末化はしないのか」と。すると、彼は、困ったような顔をした。「そのインディゴがベストなのはわかっている。でも、今年は、雨が多くて、毎日、雨が降っているから、刈り取ったものを乾燥したくてもできないんだ・・・」と農夫は言った。つまり、今年の9月10月は雨がたくさん降って、だから、とてもいいインディゴが育ったのだけども、ただ、逆に雨間がなかったものだから、この時期のインディゴを乾燥させることができなかった=粉末化することができなかったんだと、そんなお話しでした。

たかがインディゴ、ただし、良質なインディゴを手にするには、いろいろと微妙な、難しい問題があるんですね。ぱっと見は、どこも違わない・・・同じインディゴの粉末なのだけども、質が全然違う・・・それはヘナにしても同じ。ぱっと見、どこも違わないんだけど、でも、かなり違う・・・違いがわかる人には同じインディゴ、ヘナとはいうものの、モノがまったく違うように感じられる。違いがわからない人は、どれを使っても、どれがどれだかわからない・・・ほんと、奥が深いなーーと思います。

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インディゴの写真

インディゴ(木藍)

インディゴ(木藍)

インディゴ(木藍)

インディゴ(木藍)農園訪問の記録<動画>

インディゴ(木藍)を収穫する地元の女性たち

インディゴ(木藍)を収穫する地元の女性たち

インディゴ(木藍)の実験栽培

インディゴ(木藍)の実験栽培

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