インディゴ

白髪染め必須知識:インディゴの染め方はさらし時間が決め手

極端な話し、インディゴ染めの場合、さらさなければ発色しない

インディゴは、白髪染めでは欠かすことができないハーブです。ヘナで白髪に赤オレンジ系の色素が入ります。そこにインディゴで後染めすることで、この赤味を押さえ、ダークブラウン系の染まり方にする、あるいは、黒髪に染めることができます。

よくわからない人は、まずは上記ページ「ヘナ白髪染め→インディゴ後染めの基礎知識」で基本を理解してください。

「さらす」とは、半乾きの濡れた状態で放置すること。

インディゴ染めの後、髪からインディゴを洗い流し、タオルドライしながら、乾いてきたら、水を少しつけて湿らせ、乾燥しないように空気にさらすことをいいます。

極端な話し、インディゴ染めの場合、さらさなければ発色しない

実験で使用したのは、マハラニ・インディゴで、4倍液で使用しました。4倍液とは、インディゴの重さの4倍の熱湯で溶かしたもので、ちょうどマヨネーズ状に練りあがり塗りやすいです。また、インディゴ染めでは温度が重要で、熱湯で溶かし、塗れるほどに温度が下がった頃、まだ熱いくらいのころに髪に塗るほうが染まりがよいようです。

実験のやり方は簡単で、インディゴの4倍液に白髪束を所定の時間、浸け置き、所定の時間、さらし、その結果を撮影しただけの、シンプルな実験です。この実験ではヘナは使っていませんので、白髪は藍色にしか染まりません、当然ですが。。。

極端な話し、インディゴ染めの場合、さらさなければ発色しない

インディゴ染めで、忘れがちなのが、さらし時間。染色の世界では、よく知られていると思いますが、インディゴは酸化して発色します。で、インディゴ染めをした後に、いかに上手にさらすかで、発色が違ってきます。さらに言うと、インディゴ染め時間よりも、さらし時間のほうが重要かもしれないということが実験からわかりつつあります。

極端な話し、写真の白髪束A(インディゴ染め時間15分)、あるいは、写真の白髪束B(インディゴ染め時間45分)で、インディゴ染めした後に、まったくさらさないで、インディゴを洗い流して、すぐにヘアドライヤーで乾燥させたら、白髪束は白いままで藍色には発色しません。(正確には、何日か経過して、紫色に発色をします。後述。)

さらし時間が長いと発色がよい

極端な話し、インディゴ染めの場合、さらさなければ発色しない

上の写真、AとBを見ると、一目瞭然。この結果をみたら、まはだったら、Aをやりますねーーーー。だって、インディゴを髪においておく時間、15分でいいんですから。 ヘナは髪に長い間、置いていても苦にならないんだけど、正直、インディゴは苦になります。Bのようにインディゴを45分髪においておくよりも、インディゴ染め時間15分で、洗イ流し、1時間くらいタオルドライというか、少し湿らせたタオルを頭にまいておくほうがいいかな。。。。

ヘナは染め時間が長いとよく染まる。インディゴはさらし時間で濃く染まる。

ヘナは染め時間が長いほうがよく染まりますが、インディゴは染時間が長くても、さらし時間が短いと発色が悪い。染め1時間しても、すぐにヘアドライアーで乾燥させると発色しにくい。

ヘナの染まり方と、インディゴの染まり方は、仕組みがまるきり違うようです。インディゴは酸化して発色するために、湿った状態で空気にさらすことが大事です。さらしたほうがよく発色します。

インディゴ染めの後、さらし時間なし、ヘアドライヤーで速乾させると……

インディゴ染めの後に、さらし時間ゼロで、ヘアドライアーで速乾させると藍色に発色しないが、三日ほどすると、紫っぽく発色してくる

インディゴ染めの後、さらし時間なし、ヘアドライヤーで速乾

いままでインディゴ染めした白髪束が、しばらく経過して紫に発色してくるのを見て、あれ?と不思議に思ったことが何度もある。今回は、もろにインディゴの紫染まりに直面した。上の写真の白髪束の右側からわかるとおり、インディゴ染めの後に、さらし時間ゼロ分、つまり全くさらさないで、すぐに乾燥させると、ほとんど染まっていない白髪束のままの状態で、それを、そのまま放置したら、少しづつ少しづつ、紫発色が現れ、3日後には、完全に紫に発色してきた。上の白髪束の左側は、20分さらしているので、ある程度、藍色に発色しているが、それでもさらし時間が十分じゃなかったたため、十分に発色しなかったためか、こちらも紫がかって見える。

インディゴ染めの後の紫発色は何なのか?

インディゴ染めの後、3日以上経過して現れてくる紫発色について仮説を考えているところ。

1.インディゴ染めの後、さらし時間、さらし方が十分でない場合、あるいはさらし方が十分でなかった分だけ、数日経過すると、紫に発色してくる。

2.インディゴ染めの後、数日経過すると、紫の発色があるが、他の色との兼ね合いでわからないだけ。

インディゴ染めの後、3日以上経過して現れてくる紫発色について仮説を考えているところです。気になるのが、日数が経過してくると、紫発色がでてきたり、でてこなかったりすること。いつも日数が経過して紫発色がでてくれば、必ず紫発色するのかもと思えるのですが、どうも別の要因があって、紫に発色する場合としない場合があるような感じです。これについては、さらに実験をしてみたいと考えています。

インディゴのさらし時間が足らないと紫発色しやすくなる

紫発色を防ぐには、さらすことです。インディゴ染めの日だけでなく、その翌日も翌々日も、髪を洗ってはタオルドライすると、濃く発色してきて、紫発色を防げると考えています。

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