ヘナ遊＜自然出産のすすめ

ふうちゃん誕生物語・オムツとお産と洗髪と・・・

生まれたばかりは、なんとなく、まだ、おサルさんかな・・・・

オムツを使う？

質問：お二人とも育児でテンテコマイだと思いますが、インドでは皆オムツを使うのでしょうか？

っていうか、本来は、おむつは使わないのが本当なんだそうです。 整体では、野口さんって、すばらしい先生がいて、先生の本を読んでいると、子 供はおしっこやウンチはちゃんと知らせる、その兆候があるんだそうで、それを 知っていれば、おむつは要らないと・・そんなことが先生の本にかかれていまし た。

それで、おむつをあてずに、様子をみていたら、やっぱり兆候があるんですね。

「おお、うんちや！」

と兆候がわかってきて、じゃ、と抱き上げたところ、どうもタイミングが悪くて、 見事、ウンチがまはのズボンに着地・・・

「おお、おしっこだね！」

と、そのとき、見事に、噴射で、まはの手にたらっと温かいもの・・・ 結構ベイビーのおしっこは小便小僧さんのように飛ぶんですよね。だから、あた り一面おしっこだらけ・・・

でも、そんなとき、まはとサミーラさんで、ふうちゃんをほめてあげるんです。

「うん、よくでたよねぇ～すっとした～ねぇ」

ただ、まだ、修行不足で、敷物をたくさん濡らしています。 そればかりか、まはのズボンやシャツも結構、濡れてしまう・・・もうちょい訓 練が必要かと・・・・ おかげで、洗濯夫まはは、朝から晩まで楽しい洗濯タイムです。 首が据わってきたら、おしっこうんちのときには、ちゃんと容器の上に・・・で、 おむつ要らずでいってみようかと思っています。

産後の洗髪は？

サミーラさんは、整体の本に、「産後は頭を３週間は最低洗わない」と記されて いたこと、さらに、明治時代の著名な産婆の名言集に、「産後はできるだけ頭を 長い間洗わないがよろしいです」と記されていたことなどにより、いま頭を一切 洗っていません。理由は、両方の教えを総合すると、妊婦は、とても微妙な減少 が頭頂部で起こっているために、産後の頭には、誰も触ってはいけないんだそう です。まして、洗髪もだめ。これをしっかり守っていると「産後の経過が大変に よろしい」そうですが、もし、この注意点を怠ると、産後にさまざまな問題に見 舞われるんだそうです。

それだけでなく、サミーラさんは立ち上がりもしません。 トイレにいくときは、這っていく・・・・ これも、産後はしばらくは決してたってはいけないという整体の教えがあり、整 体を徹底している人は、はってもトイレにはいかず、尿瓶で済ませるそうです。

骨盤と頭蓋骨

何がここで重要になっているかというと、これは骨盤と関係しているのははっき りしています。

子供を産むために、妊婦は骨盤を開いていきます。

サミーラさん、３週間以上も遅れたんですが、それでも半分タカをくくっていた のは、この骨盤の開くプロセスが進行中であることをはっきりと把握できた。体 全体が産むための準備を着々と進めているのがはっきりとわかったからです。こ のまま、いけば、そのまま産まれてくるという感じがあったんです。

それは、まはが知る限り、予定日あたりから、少しづつ少しづつ骨盤が音をたて て開き始めました。そのたびに、何かの電気的な振動のようなものが頭蓋骨に来 るようでした。

２週間すぎると、ますます骨盤の開き具合が進行していき、サミーラさんが歩く 姿を見ると、以前にもまして、すばらしいガニマタになっている。ほとんど骨盤 が開ききった状態になりつつある。これが予定日を２週間たったあたりのころ。 もっとも面白かった現象は、仙骨に起こったこと。仙骨は赤ちゃんが通過すると きに顔をその仙骨の裏側にこすりつけながら通過してくるといわれています。そ の先に尾てい骨がありますが、湾曲している仙骨が伸びていっている・・・これ は、友人にクラニオセイクラル（仙骨と頭蓋骨の調整のためのボディワーク）を する人がいて、妊婦の仙骨は常人の仙骨を状態が違うと・・・日に日に、仙骨が 開いていっている、と同時に頭蓋骨に大きな変化が起こっていると報告してくれ たんです。

尾てい骨は最後まで湾曲して鍵のようになっていましたが、陣痛の始まる前日あ たりにバキっと伸びたんですね。ひっかかりがなくなって赤ちゃんが産道を通過 する用意ができたんです。

産道を開くために、普通では考えられないことが、妊婦の骨盤に起こります。 それは、本能レベルで、頭蓋骨の変化とシンクロ（共鳴）しているようです。

目的が達成され、骨盤が再び元にもどろうとする期間は、同時に頭蓋骨にも大き な変化が起こる・・・そのために、骨盤を使うようなこと（歩くことや仕事）や 頭蓋骨を刺激することや触れること（洗髪など）は避けたほうがよいのだと、昔 の人は経験的に言っていたのは？と思いました。

と、まぁ、そんなんで、サミーラさん、立たない、髪を洗わないの日々が続いて いるんです。

でも、サミーラさんいわく、「いまくらいの髪の状態のほうがさらっとしてちょ うどいいわ」 といっているんです。彼女は、妊娠期間中、とにかく髪を洗いませんでした。 月に一回程度、多くて２回・・・それでも全然と問題なかったんですね。

陣痛がなかなか始まらないときは、ひまし油を飲み、朝、頭を洗いなさい！

ただ、なかなか陣痛が来なくて困っていたときに、アーユルヴェーダの産婆さん が、頭を洗いなさいと何べんも何べんも助言したもので、彼女は３日ほど頭を洗 い続けたんです。

アーユルヴェーダの産婆さんの話では、

「私はひまし油と洗髪でなんども救われた」

と彼女の産婆としての秘密を教えてくれました。 子宮口が開きはじめる兆候があると、産婆さんはとにかくひまし油を飲ますんだ そうです。

「コップ半分のひまし油を飲んで！」

と産婆さんから言われ、彼女も飲んでいました。 理由は、ひましは腸や子宮口をとにかく柔らかくするんだそうです。 同時に、腸内に詰まっているものも出してしまう。

そして、朝、髪を洗うこと・・・ これで、脳への刺激となり、陣痛が始まることが多い、だから、脳を刺激する意 味で頭を洗う（ただ、彼女も言っていましたが、産後は一切、髪を洗ってはいけ ないそうです。アーユルヴェーダの経典にも記されているとか・・・）

洗髪は少なめなほうが髪が調子いい

そんなんで、陣痛の最中に頭をハーブで洗って・・ それで気が付いたことを彼女がこんなふうに言うんです。

「最近は、やっぱりあんまり洗髪しないほうが調子がいいわ・・・。最初は、と にかく地肌から分泌される油が臭かったり、それが痒くさせたりしたけど、石鹸 もやめ、ケミカルをやめてから大分たって、頭皮の菌のバランスがよくなったの ね・・・地肌から出てくる油がちょうどヘアオイルのような役目を果たしてくれ るみたいで、洗髪して１週間ほどたって、地肌から適度な油が分泌されてきたあ たりが、髪が一番いい感じよ・・・・」

と、そんなお話しです。

実は、それはまはも同じです。 サミーラさんがやたら髪を洗うので、ハーブ液をたくさん作っておいたところ、 あまってしまい、まはも久しぶりに洗髪しました。ところが、洗髪仕立ては、そ れは悪くない仕上がりですが、どうもいま一つって感じ。忙しい中、１週間ほど たってみると、地肌から適度に油が分泌されて、髪に適度なヘアオイルがのった 感じで、するするとして、とてもよい感じなのです。

洗髪して、４日から１週間たつと、髪がとってもいい感じになるんだなぁと気が つきました。これからは、仮に頭を洗うとしても、できるだけ少量のハーブ液で もよいんではと思った次第です。

使えば使うほどに、量が減る、不用になっていくハーブのこころは、それは人が 本来もっている浄化力を引き出してくれる・・・そんなエコロジーなココロでは ないかと思うんです。

ヘナ使うにしても、シカカイ使うにしても、何を使うにしても、そんな使えば使 うほどいらなくなる・・この法則は、２１世紀の経済学だと思います。