白髪をアッシュブラウンへ……ヘナ染め30分⇒インディゴ後染め10分

もうここまで来てしまった。。。染め時間の短縮が可能に……。ヘナ30分、インディゴの後染めたった10分で白髪がアッシュブラウン……いままでには考えられなかった時間の短さ。上の写真の一番左の白髪束にあたる。ただし、マハラニヘナとマハラニインディゴを使い、かつ、きちんとした染め方をした場合に短時間でも染まるようになる。

1)マハラニインディゴの染毛力が高い(藍色成分が強い)

短時間染めが可能になってきた主な理由はマハラニインディゴの染毛力によるところが大きい。マハラニインディゴなくして時間短縮は困難です。

同じ白髪束を黒紙の上において見え方の違いを観察。黒髪が多い白髪まじりの場合は下の黒紙の上の白髪束のように見えるはず。

アッシュブラウンに染めるにはヘナ染めの時間を抑制することが必須。ヘナの染め時間を長くしてヘナの赤オレンジ色を入れすぎるとアッシュブラウンには発色しません。上の写真はヘナ染め30分で、左からインディゴ後染め10分20分30分ですが、アッシュブラウン風は一番左です。ところが下の写真のようにヘナ染め時間を1時間にしてしまうと、インディゴ後染め10分でもアッシュブラウンにはなりません。

ヘナ1時間染め→インディゴ10分後染めでダークブラウン

ヘナの染め時間を1時間にすると、しっかりと赤オレンジ色が入るため、ダークブラウン系に染まってきます。ヘナは時間で赤オレンジ色が濃く染まる。ヘナの染め時間30分よりも1時間のほうが赤オンレジ色が濃く、ヘナの染め時間1時間よりも2時間のほうがさらに赤オレンジ色が濃くなるといった具合です。アッシュ系にするには赤オレンジ色を抑える、つまりヘナの染め時間を短くする必要があります。

インディゴを塗布している時間は浸透時間!本当の染め時間はインディゴを洗い流した後1時間!

インディゴの染め方の考え方を大きく変えました。インディゴを10分塗布している間は実際は染め時間ではなく、インディゴの色の素、つまり藍色に発色していない藍色成分の浸透時間です。インディゴを洗い流した後、髪が湿った状態で酸素O2に触れることで藍色に発色します。インディゴを頭に塗布している間は空気に触れにくいため発色しずらいのです。髪が半乾きの状態になると空気、酸素が入り、インディゴの藍色発色が始まるのです。マハラニインディゴは藍色成分が多く含有されているため、10分程度浸透させる(髪に塗布して、藍色成分を浸透させる。浸透している間はまだ藍色に発色していない)だけでも、藍色成分が多く浸透するために濃く染まる(洗い流した後に湿った状態で空気に触れて藍色発色する)のです。

藍色成分を多く含有するマハラニインディゴ

ちなみに、藍色成分が濃いとなぜヘナで赤オレンジ色に染まった白髪がアッシュブラウンに染まったり、あるいは黒に染まったりするかについて、その原理については以下を参考にしてください。

 

白髪をソフトブラックへ…ヘナ染め1時間⇒インディゴ後染め20分