ヘナすると縮毛が緩和されていく……ヘナは縮毛矯正ハーブ。
縮れ毛がヘナを繰り返していくことで緩和される。これは多くの方が体験しているし、白髪のないインド女性がヘナを愛用してきた理由の一つでもある。つまり、伝統的なインド人は基本、髪を切ることはせず長く伸ばす。長い髪が女性にとっては大事なわけで、髪を腰近くにまで伸ばすには、縮れ毛で絡んでしまったらできないわけで、だから、髪を長く伸ばす場合に定期的にヘナをすることで癖が少なくまっすぐに、しかも絡みにくい状態で伸ばすことができる。写真はまはの知り合いの奥さん。美しいストレート艶髪まで維持しているが、彼女は定期的にヘナをしている。
首の後ろあたりに髪のうねりがあるが、それは彼女がいつもは髪を後ろで束ねているためです。この日は撮影のため、髪をひろげていただいた。インド女性の写真は ストレスで白髪抜け毛が増えた人にもヘナやインドハーブはおすすめより
今回は、縮毛矯正するヘナの仕組みについて考察し、そのデメリットについても考えてみようと思う。
ヘナで繰り返し染めていくと、黒髪が染まったように見える場合がある……ヘナが縮毛矯正する仕組みについて
写真は少女がヘナを繰り返した結果として、太陽に照らされると、髪がヘナ色に輝いている状態を撮影してたもの。これが、日蔭ではまったく染まっていることがわからない。下の写真の少女(定期的にヘナをしている)の黒髪を日蔭で撮影し、上は野外で撮影したもの。
髪に天使の輪が出ている。
専門家はヘナが髪のたんぱくに定着することで髪が染まるという
ヘナで繰り返し繰り返し染めていくと白髪はもちろん染まるが、野外など光の多い場所では黒髪もヘナ色に染まったように見えてくる。ヘナが染まる仕組みは、髪のたんぱく質にヘナが定着するからだという。ヘナを繰り返すと、ヘナが髪のたんぱくに結合して髪の表面を覆っていくようになり、それにより、まるでガラスのようなものでコーティングしたのではないかと思えるほど色艶が増していく。同時に、縮毛がじょじょにゆるやかなカーブとなり、まっすぐな髪とはいわないまでも、以前とは違って、髪のうねりはゆるやかなカーブを描くようになっていく。
ヘナを繰り返すことで、ヘナが髪のたんぱくに定着し、髪の表面に膜のようなものとして軽く硬化していく……これがガラス質のような色艶を与える天使の輪、同時に、この作用により癖が自然と矯正されていくのではないか?
仮説として、髪のたんぱく質に定着したヘナがじょじょに硬化していき極薄の皮膜のように髪を覆うと、「天使の輪」の輝きが……ヘナ特有の輝きが髪にでてくるのではないか?イメージとしてはヘナが髪の表面で硬化して赤茶のガラス質のようなものとして固定されるのではないか?ヘナが硬化する際に、髪のうねりや縮れをアイロンにかけたように伸ばしていき、結果として縮毛が矯正されたように見えるのではないか?……こう考えていくと、ヘナを続けるとパーマがかからない現象も理解しやすくなってくる、以下。
縮毛矯正するヘナのデメリット……パーマがかからない、パーマをとってしまう。
ヘナは美容師さん泣かせ。ヘナしている髪にパーマをしても、パーマがかからない!結果、ヘナする人はパーマお断りなどと、ヘナを敵視する美容師さんもいるくらいだ。なぜ、パーマがかからないかというと、髪の表面にガラス質のようなコーティング皮膜ができているため、パーマ液を弾き返してしまうのではないか?パーマ液が髪に浸透しないため、薬剤による縮毛矯正がそもそもが効かなくなる。そればかりか、パーマで髪にウェーブをかけていても、お客さんが自分で勝手にヘナすることで美容師さんがかけたパーマが取れてしまう。
ヘナの意外なメリット…髪を洗っても髪がすぐに乾く、しかし同時にこれが原因でパーマがかからないデメリット。
上の記事の方が驚いているように、ヘナを繰り返していくと、髪が見事に水をはじくようになる。これも、ヘナが髪の表面をガラス質のような感じで覆っているということを示しているのではないか?そういう理屈で縮毛も矯正されていくが、同時に水をはじくくらいになっている髪にはなかなかパーマがかからない、これがヘナしている髪のデメリット。パーマとヘナは両立しにくいため、どちらかをとるかを選択する必要があるかもしれません。