なぜマハラニヘナはいつもよく染まるのか?ヘナの見極め…ローソニア色素量2.0%以上

ヘナの葉

現在、もっとも新しいヘナは2017年10月産のマハラニヘナです。昨年、11月頃、10月に収穫されたヘナの目利きを行っていました。その際、ヘナの染毛力、推定2.5%のものを選定しました。その際の目利きのページが以下。

2016年産のヘナ石臼挽きの染毛力=ローソニア色素量が2.36%(SGS研究所検査)と出ているため、比較実験を行った結果、まはは2017年産のヘナの色素量を2.5%と推定した。

実際は、2.64%!でした。

わずかコンマ以下の、0、数パーセントの、ちょっとでも色素量が多いものをと、ヘナの産地で、ヘナの葉をチェックしていく、、、そこまでして、少しでも染毛量が多いものを探し出している。なぜなら、、、

ヘナの基本はしっかり染まること

だからです。染める力はヘナに含有されているローソニア色素量によって計ることができ、これは化学的に計測が可能です。

ローソニア色素量2%以上を目指して、毎年目利き、だからマハラニヘナはよく染まります。

化学試験所には分析機があって、それで色素量を計測してくれる。。ところが検査にはヘナの産地からデリーの検査場まで送付するのに2~3日、検査の順番待ちなどもあって結果がでるまでに1週間かかってしまう。そうなると、どうしても、経験と勘でだいたいの色素量を見極めて買い付けをしなくてはならないのです。

こうして推定量2.5%とした色素量が、実際の値は2.64%だったと……、そうやってヘナの産地でヘナの目利きを行っていること、だから、マハラニヘナはいつもよく染まるのです。

ローソニア色素量2%以上が目安

ローソニア色素量2%以上含有のヘナを、ヘナの産地で選別するのは容易ではありません。なぜなら、もともと、インド工業規格ではローソニア色素量1%以上をして高品質なヘナとしており、実際は1%代の色素量のヘナが大半なのです。ヘナの産地で毎年放出される数万トンのヘナの原材料ヘナの葉から、2%以上のものをより分けないとならないのです。

ヘナの葉

色素量の高そうなヘナの原材料ヘナの葉は、外観チェックなどにてある程度は可能になっている。初期段階での目利きで選別が行われた後、実際の染毛試験と検査場での検査を平行して行い、ヘナの葉の選別を行う。

さらに、仮に色素量2%以下であっても、一般の方がヘナ白髪染めに使用した際に、その違いがヘナ染め後、すぐに見てわかるものではありません。そもそもヘナの色素量1%以上を高品質としているため、染めた直後に、1%のものと2%のものが大きく違うかというとそうでもない。ところがその染まりの違いは1週間後にはっきりと見えてくる。なぜ、ヘナに含まれている色素量2%がよいのか、それは以下の記事を参考にしてください。

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