マハラニヘナ石臼挽き

ヘナの産地にてヘナ石臼挽き用のヘナの葉を選定中!

2017年10月21日ヘナの産地からレポート

数時間で染まるヘナはジアミン入りで危険!?

ヘナはまず小枝を取り除いて細かく砕き、それから石臼にかけて挽く。

この写真はヘナの葉を1~3ミリに細かく砕いた状態で、天日干ししているときに撮影したもの。今年から特殊な装置で、原材料ヘナの葉に含まれる砂分や小枝が綺麗に取り除かれるようになったため、実に綺麗な状態に粉砕されたヘナの葉。このもともとの状態は……

ヘナ石臼挽き用のヘナの葉

やや黄化した葉もまざっているので、粉砕すると緑にやや黄色が入る。葉は肉厚で、手の中に握ったときに手の皮膚に突き刺さってくるような硬さがあるものが色素が高いものの一つの目安でもある。

繊維質が少ない良質なヘナを製造するには、農園から入荷した直後に、砂分や枝類を徹底的に除去する前処理が最も重要。今年からこの前処理が2段階となり、純度が高い原材料を確保することができるようになっている。この前処理工程について、工場との取り決めで公開できないが、簡単に言うと、アーユルヴェーダの薬草類(摂取用の薬草)製造の際に使われる不純物除去システムを導入したのだ。

2017年産のヘナの葉を石臼挽きし、2016年産マハラニヘナ石臼挽きと染毛力を比較

2016年産2017年産のマハラニヘナ石臼挽きの染毛力比較

まはのテストでは2017年産のヘナを石臼挽きとしてテスト粉末したものは、ローソニア色素量2.5%程度ではないか?と出ている。これは、現在、試験場にてもローソニア色素量検出検査を実施している。検査でも2.5%前後が出れば合格。場合によってはそれ以上かも?といった感じ。ただ、長年の経験では、2.5%の色素量はほぼ間違いないと思う。

2016年産2017年産のマハラニヘナ石臼挽きの染毛力比較

ここにきてちょっと面白い影を見つけた。洗い流したばかりの白髪束を置いて、放置しておいた白紙の上に残されたオレンジ色のマークが目にとまった。2017年産のもののほうが、やはりオレンジが強く出ている。ローソニア色素量が多いということではないだろうか?そう思って、染めていたボールを見たところ……

2016年産2017年産のマハラニヘナ石臼挽きの染毛力比較

白髪束を染めていたボールも、2017年のもののほが若干、色濃くオレンジ色が出ているように見える。さてさて、検査での鑑定結果はいかに。。。。試験場での結果を待って、本格的に石臼挽きを開始します。


マハラニヘナ石臼挽き
ヘナ遊