髪の強壮剤、バワチ/バクチーは小さな愛らしい花を咲かせる
花が咲くと、黒っぽい種ができ、これをヘアケアに利用する。
バワチの花が咲いてしばらくすると黒っぽい種が実る。この種には、豊富な油が含まれ、また、この種の油の成分は、「……寄生虫を寄せ付けず、皮膚の傷を癒すとされる。お肌の洗浄に活用され、痒みを取り除く……バワチの種には、 psoralen(ソラレン)、isopsoralen(イソソラレン)が含有されている。ソラレンは、メラニン色素の新生を促すために、低色素症などの治療にも役立つ。外用すると、湿疹が発生したりする場合があるため、使用には注意が必要だが、腐敗を抑え、雑菌の繁殖を押さえ、傷を癒し、痒みを取り除く。<ドクタージェインのハーブブックより抜粋翻訳>」
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バワチの種を手にとって、ちょっとつぶしてみると、皮がめくれ、油っぽい感じがする。
バワチの種から、油が搾り取られ、バワチオイルというのが作られる。これは皮膚の病気に使われるが、種に触れただけで、表面がねっとりと油っぽい。さらに手で擦ってみると、黒っぽい皮がめくれ、油分が手にねちゃついている。それほどにバワチには油分が多い。ハーブフォーミュラでは、バワチを使うが、バワチの種の粉末自体が油っぽくダマになりやすいため、たくさん配合するとハーブがねばついてくるため、適量の少量を配合する匙加減がある。
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一年草バワチ
バワチは漢方では、ホコツシと呼ばれ、補骨脂、学名:Psoralea corylifolia。薬として使用されている。成長すると、種をつけて、そのまま枯れてしまう一年草。インドでは雨季に成長し、雨季が終ると、種が次から次ぎへとできて、枯れるという話。種をとっておいて、次ぎの雨季が来る前に植えておくと、雨季の雨で、ひょろっと身の丈ほどに成長し、やがて小さな赤紫の花を咲かせて種をつける。このバワチの粉末を隠し味的に、ハーブシャンプーやスキンケアパウダーに使用することで、頭皮やお肌を浄化することができるが、バワチ自身に豊富な油分が含有され、混ぜすぎると、不快な感じに油が残ってしまうので、注意が必要だし、またバワチを混ぜすぎたハーブ粉末はねっとりとダマになりやすい。
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