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バワチ/バクチーは肌の傷を癒し、痒みを取り除く

バワチ/バクチーは肌の傷を癒し、痒みを取り除く
バワチ,バクチーはお肌の傷を癒す
バワチは。お肌の洗浄に活用され、痒みを取り除く

バワチは、学名をPsoralia corylifolia、バクチとも呼ばれる

バワチは、学名をPsoralia corylifolia(和名は補骨脂/ホコツシ)バクチとも呼ばれ、ヒンディーではバウチ、グジャラートではババチと呼ばれる。バワチの種は黒っぽく、種を擦り合わせると、油がにじみ出てきて、特徴的な香りが漂う。寄生虫を寄せ付けず、皮膚の傷を癒すとされる。お肌の洗浄に活用され、痒みを取り除く……バワチの種には、 psoralen(ソラレン)、isopsoralen(イソソラレン)が含有されている。ソラレンは、メラニン色素の新生を促すために、低色素症などの治療にも役立つ。外用すると、湿疹が発生したりする場合があるため、使用には注意が必要だが、腐敗を抑え、雑菌の繁殖を押さえ、傷を癒し、痒みを取り除く。<ドクタージェインのハーブブックより抜粋翻訳>

バワチ,バクチーはお肌の傷を癒す

バワチは髪の強壮剤である

<Orient Longman社刊[Indian Medical Plants]374ページより翻訳引用>…(バワチの)種は苦く、鼻を突くにおいがあり、除虫作用があり、下剤、健胃薬、覚醒作用、催淫作用、利尿作用、発汗作用がある。 用途としては、白斑病(色素脱落症)、潰瘍、疥癬、ハンセン氏病など、ピッタが乱れた状況、粘膜疾患、皮膚炎に使用される。また、バワチは髪の強壮剤である。

バワチには雑菌の繁殖を抑える作用が高く、黄色ぶどう球菌による頭皮の炎症を抑える

<Ayurvedic Herbs(著者: M. S. Premila出版社 Edition: illustrated 出版社 Haworth Press)より翻訳引用>… …Psoralia corylifolia(バワチ)の種は、アーユルヴェーダでは皮膚のための薬として定番にもなっている。特にハンセン氏病や白斑病(色素脱落症)や乾癬の治療薬であり、皮膚の炎症や感染症の薬であり、外用内服に使用される。

…毛嚢炎は、黄色ぶどう球菌により毛包が炎症を起こす症状です。Psoralia corylifolia(バワチ)の種は菌の繁殖を抑えるという作用があるため、毛嚢炎のように慢性化する特徴がある症状に役立つ可能性がある。抗生物質というのは一時凌ぎにすぎない。バワチの種からアルコールに抽出された成分をココナッツオイルに溶かし、このオイルを5~30mlを21人の患者に2~4週間、塗布した。 21人のうち17人に顕著な改善が見られ、その後2年間、再発しなかった。最初の2週間で4人が脱落した。2~4週間の治療期間で、12人の患者が完治、2人が顕著に改善、3人がそこそこ改善した。さらに、数日、この治療を続けたところ、すべての患者に完治した……バワチの種のオイルを局部的に使用すると、刺激が強く、水泡を発生させたりする場合がある……

バワチはお肌の薬

いくつかの文献を調べてみたが、バワチには、強い抗菌殺菌作用と、同時に刺激があるようだ。頭皮においては、毛穴に浸透し、毛穴の住み着いて繁殖する黄色ブドウ球菌などの繁殖を抑えるとある。また、皮膚においては、インドでよくみかける白斑、つまり、色素が一部脱落して、黒っぽい肌に白い斑点が出ている。インドにおいては、この色素脱落症が多く発生しているため、この治療にも使われるというが、その理屈は、どうも、バワチの強い刺激力にあるようだ。

通常、肌の色はメラニンによって出来ている。ところが何らかの原因で、肌に元気がなくなるとメラニンを作らなくなってしまい、真っ白く、それこそピンク白っぽく脱色してしまう。お肌が白いほうがいいと思うかもしれないが、この白は若干不自然な白であり、ある種、醜い状態で、こういった白斑の治療に使われるという。それは、バワチから採取されるバワチオイルを皮膚に塗り、お肌の内部に浸透してメラニン色素を作る部分に強い刺激が加わり、肌の色を生成させているメラニンが復活してくるというようなことらしい。ただし、この刺激が時として湿疹など、アレルギー反応のようなものを作り出す。そのため、レシピとしてバワチを配合する場合は、一定量以下でなければならないはずだ。適切な量、配合されることで、お肌を清潔に爽快な状態にたもつ。特に、ケジラミなどが多い時代において、シラミ除去作用があるバワチは有効であり、また、皮膚に雑菌が繁殖しやすい現代人にとっては、適量のバワチを配合して、髪を洗ったり、皮膚を洗ったりするのは有効だと考えられるが、注意すべきは植物アレルギー反応、この一点だろう。バワチは強いハーブなので、注意して使う必要がある。

香る髪エキゾチカにも、バワチが10%配合されている

香る髪エキゾチカでは、バワチを10%未満の配合とした。理由はバワチ自体は刺激が強いからだ。この10%未満のバワチが頭皮の痒みを抑え、また、清潔に保ってくれるというわけ。エキゾチカの使用者からも、頭皮の爽快さが違うと、そんなお便りをいただいている。

参考記事
髪の強壮剤、バワチ/バクチーは小さな愛らしい花を咲かせる
新シャンプー公開: 頭皮の痒みとフケを抑える「香る髪エキゾチカ(ヘナ不使用)」
バワチの入手
髪の強壮剤バワチ/バクチーは肌の傷を癒し、痒みを取り除く


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