美白効果、角質除去効果、傷口を癒すパパイ(パパイヤ)
パパイヤ酵素は、角質を取り除き、肌の細胞を活性化する
パパイヤの木は、もともとポルトガル人によってブラジルからインドにもたらされました。サンスクリットで「エランド・カルカティ」と呼ばれています。この木には枝がなく、高さ1メートルから3メートルほど、インドのほとんどの場所で育っています。葉は木の天辺から傘状に伸びています。この木には楕円系の実が成り、白い樹脂が含まれ、それには消化酵素的な効果があります。実と種、葉には「パパニン」が含まれ、葉はグルコサイド・カルポシドやアルカイド・カルパインなどの成分、さらにビタミンKとEが豊富に含まれています。
パパイヤ酵素は、角質を取り除き、肌の細胞を活性化するために、エステ界ではブームともなりました。
果実パルプは肌に栄養を与えるとともに、傷口を塞ぎます。また、パパイヤ果実の皮には慢性的な傷を癒す作用があります。
パパイに関する私の経験話をひとつ。昨年のこと、ある女性が彼女の義理の母親を連れて私の診療所を訪れました。彼女の義理の母親は1ヶ月半ほど前に手術を受けたのですが、その包帯をまかれていた傷口が一向にふさがらず治らないというのです。義理の母親は糖尿病でもなく、他にさしたる病もなかったのにも関わらず、手術後の傷口が治らないために、毎日毎日包帯を替えつづけなければならず、彼女はもううんざりしているところで、私に「何か先生のところでよいハーブをいただけないものでしょうか?」と言うのです。
私が傷口を診察したところ、壊死しかけた傷口が広がっていたために、壊死した細胞を切り取って、もう一度縫い直したほうがいいと薦めました。ところが母親は縫い直しすることを拒んでいて、とにかく、こういう傷口によく効くハーブを処方することを主張し続けていました。
そのとき、私はパパイを使ってみたらどうだろうとひらめいたのです。私は彼女にパパイヤ果実の皮を母親の傷口に結び付けておくように言いました。新鮮なパパイヤの皮を毎日3、4回、取り替えて傷口につけておく・・・
10日後になって、彼女が母親とやってきました。私は、半信半疑で「傷口はどうなりましたか?」と訊ねると、彼女は、傷口のあったところを見せながら、「先生、どの傷口でしょうか?」と言いました。数センチ深くまでぽっかりと開いていた傷口は、パパイだけで綺麗にふさがっていたのです。
パパイヤ果実は美白にも使われることができます。完熟したパパイヤ果実のパルプを顔に塗り、10分ほどして洗い流します。1週間ほどすれば、その美白効果がはっきりとわかるでしょう。エステでは、パパイから採れるパパニンも使用して、お肌の表面の角質層を取り除くエステをします。
パパイは、内服すれば消化酵素となり、外用すれば、スキンケアとして用いることができるために、世界中で最もポピュラーになったのです。
<まは訳:ドクター・ジェインのハーブブックより>
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