インディゴ

インディゴ染めの後、ドライヤーで速乾させると発色が悪い?

美容師Kさんからのお便り:先の実験で、ドライヤー速乾で紫になるという事実にはビックリしました。ウチは店舗の性質上、ドライヤー速乾していますが、今のところヘナ後、後染めインディゴで紫にはなったことはないです。ただ発色の悪い方がいるのでこの方はきっと速乾のせいナのではないかと今回思いました。

ヘナの後に、インディゴで後染めする場合は、インディゴの発色が違う?紫には発色しない………

まは: これにはどうも落ちがあるみたいです。これも再度実験したいんですが、どうも、白髪にダイレクトにインディゴして速乾させた場合は、インディゴが紫に発色するようですが、白髪にまずヘナして、次ぎにインディゴして速乾させた場合は、インディゴの紫発色は確認できていないんです……これは仮説ですが、どうもヘナとインディゴの間で、何か、発生しちゃうようです。ヘナ=王女様と、インディゴ=王様が、何やらいちゃいちゃしてね、いつもと違う反応になるみたいなんです。

インディゴの紫発色

生身の人間の頭皮から生えている髪と、白髪束とでは違う……

まは: あるいは、こういうことも関係しているかなと思うんですが、インディゴの発色の具合は、人の体質と関係している!あるいは、気候とも関係しているということになります。気がついたのは、インド、ちょうど雨季に入りましたが、インディゴの実験をやってたのは、よく乾燥していた時期です。で、再度、雨季に入って、しめっぽくなって、あれやこれやがジメっとしている時期に実験したら、あれ?紫発色が鈍いんです(上の写真の紫の発色が鈍い)……あれ?……とね、白髪束をさわてみたら、なんだか空気中の湿気を拾って湿ってる。しかも、インディゴして速乾させたはずの白髪束が、発色してきている。本来ならさらさなければ発色しないでそのままのはずが、うっすらと藍色に発色しはじめている!……ということは、人間の白髪、髪ですけども、これって生身の体にくっついていますよね。生身の体には体質があって、汗っかきの人もいれば、汗をちっともかかない人もいる。汗っかきの人の場合は、ヘアドライアーで速乾させても、なんだか、頭全体が湿っぽいので、「さらしている(さらす=速乾させないで湿ったまま放置する)」のと一緒かも。。。あるいは梅雨の季節の場合は、何でもがいつも湿っぽい。こんなときには、いつも「さらしている」のと一緒だから、インディゴの発色がすごくいいとか・・・こういう気候や体質で発色が違ってくるってのは、ありえると予想していますが、この点については、継続して実験してみようかなと思ってますが、インディゴの場合、特に注意点は、冬場とか、すごく乾燥している時期には、発色が悪いだろうということは容易に想像できます。

インディゴの紫発色
インディゴの紫発色
インディゴの紫発色

まは: 一応、それでは、いままでの実験では、ヘナ後にインディゴの後染めで、紫に発色したことはないんですけども、お便りをいただいた方で、微妙に紫っぽくなってますといった方がいましたので、たぶん、何かの加減で、このインディゴの後染めの、あるいは、ヘナ+インディゴであっても、洗い流して速乾させた場合に、何かあるんだろと、今回の実験から想像がつくんです。

まは: そういえば、インディゴ農園にいったときに、インディゴの農園のおやじさんのひげが紫だったんですね。聞いたら、生のインディゴで染めてるって言ってました。ひげだとすぐに乾いちゃいますので、藍色に発色せず、紫に発色してたんだなーーと思ったんです。

Kさん:紫になった方はへナ後のインディゴ後染めでなったということですか?> もしくはヘナ+インディゴ5(5対5の等分配合)か、ヘナ+インディゴを3;7 か……

まは: いえ、インディゴの後染めで、紫っぽく発色してるって、、、、怒られちゃった。

Kさん: 私の仮説なのですが、「インディゴがしっかり発色しない」=黒くならない は、ドライヤーの速乾が原因と考えられますが、紫になるのはもうひとつの要因として考えられるのが、ヘナの発色が弱いということはないでしょうか。

まは: ヘナの発色が悪い状態で、インディゴの後染めで速乾させたら、紫っぽくでる可 能性大だと思います。

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