インディゴ

インディゴ染めで白髪が紫に発色してしまう問題

インディゴ染めの後、ヘアドライヤーなどで速乾させると、数日で、インディゴで白髪が紫色に発色する

空気に触れてのドライな状態での発色の進み方 ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑下の状態から、乾燥したまま一日放置したら発色が進んだ。空気に触れてのドライな状態での発色の進み方↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑ ヘアドライアーで速乾させると藍色発色しない
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インディゴの後染めの後、1時間程度さらさないと紫発色

いままで、皆さんから、インディゴの後染めの後、髪が紫っぽく染まったと、相談を受けたことがあります。今回の実験で、このインディゴの紫発色が確認され、また、紫発色の回避方法がわかってきました。この紫発色を回避するためには、インディゴで後染めの後、1時間はしっかりとさらしましょう。

「さらす」とは

「さらす」とは、インディゴを洗い流し、髪が湿ったままの状態で放置すること。その間、髪は濡れている必要はなく単に湿り気を含んでいればOK。さらに、髪が乾きそうになってきたら、水気を含ませて湿らせる、と、1時間が経過するまでは、髪が乾いてしまわないように髪を湿らせておくことです。インディゴの初期発色において適度な湿り気があることでインディゴの紫発色を防ぎインディゴの発色がよくなる。

また、何かの事情で、30分程度しか、さらすことができなかった場合は、翌日、髪をお湯洗いなどして濡らし、また、30分程度、さらしたらいいでしょう。これで、発色が再度、進みます。

なお、このことは、インディゴを使用した製品ややり方、つまりヘナ+インディゴについても、同じことが言えます。

万が一、紫発色してしまったら、とりあえず、すぐにさらしてみる

紫発色してしまった

Aは、インディゴ染め15分で、さらさないで、すぐにヘアドライアーで速乾させたところ、2日経過したら、紫に発色してきた。Bはインディゴ染め15分で、1時間さらしたため、藍色に発色している。で、2日後、白髪束の下半分の部分、赤い矢印がある部分だけ、水に濡らして1時間ほどさらしたところ、再度、発色がすすみ、Aの紫の部分に、ある程度の藍色が戻ってきた。白髪束のAの途中に、綺麗に分け目が出ているのはそのため。Bの矢印の部分も一緒に1時間ほどさらしたが、少し濃くなったかな程度で、大きな変化はなかった。Bは15分インディゴ染め後の1時間さらしでほぼ、発色が進んだということになるかもしれない。

中途半端にさらすと、中途半端に藍色発色し、中途半端に紫発色する

AとBの中間をやるとするとこうなる。インディゴ染め15分の後、15分程度さらしてヘアドライヤーで乾かす。すると、たぶん、そこそこ、藍色に発色するが、発色が十分でない部分があるために、2日ほどすると、紫色に発色もしてくる。藍色に紫色の両方に染まってくる可能性があります。 紫っぽく発色していると、相談された多くの方がコレじゃないかなと思っています。つまり、インディゴ染めの後、ついでに入浴ということで、お風呂にはいって洗い流して、タオルでふき取って、さてさてと、ヘアドライヤーなどで乾かしていると、ちょうど、15~20分程度のさらし時間になります。これはたぶん、中途半端にさらして、そこそこ藍色に発色、しかし、2日ほどすると、発色が十分じゃなかった分、紫色が後で発色してくるのじゃないかと、そんなことを考えたりしています。



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