これがインド古式冷搾ごま油!
絞りたてはまるでビールみたい・・んで、間違えてぐぃっと飲んでしまう人も・・・あえて漉さないから、最初のうちは不透明です。時間がたつと、浮遊していた黒ゴマの成分が沈殿して、油自体は透明になってきます。
「料理には、やっぱりこの油でなくちゃねっ!」とうなり声をあげるデサイ先生(写真後ろの女性)インド古式白ごま油のできあがりは、まるでビールみたいに見えるので、思わずぐぃっと行きたくなりそう!ちなみにこの日は、白ゴマ油をひいていました。黒ゴマは高価で需要が少ないために、たまにしか挽かないそうです。
木臼にごまを投入して、木臼はひたすらゆっくりと回転しつづけていた。昔、牛、今、モーター。現代のテクノロジー、エジソンに発見された電気パワーが牛の替わりになって、でも、回し方は、今も昔も同じ鈍さ・・・だから、熱でない。木だから、ほとんどでない。手にもつと、人肌程度のぬくもりがガラスコップを通じて伝わってくる・・・うううん、まさに冷搾だっ!
黒ゴマ油はスペシャル
ニキル先生:もちろん、油にはいろいろあるでしょう。大豆からも油が取れるし、マスタードからも油が取れます。でも、ごま油、そのなかでも黒ゴマ油はアーユルヴェーダでは最も重要な油です。実は、アーユルヴェーダの歴史は3千5百年とも、一説には数万年とも言われていますが、その歴史で、最初に油として使用されたものは、このごま油です。油は「テェル」と呼ばれます。ごま油はティルです。昔は、油といえばイコールごま油だったんです。それがやがて、油という意味でエェルとなりました。アーユルヴェーダでごま油という場合は、これは白ごま油でのことではなく、黒ゴマ油のことを意味しています。当然のことですので、あえていちいち黒をつけていませんが、黒ごま油はアーユルヴェーダでは特別な油なのです。
体の表面には黒ごま油、食用には白ごま油。ゴマ油には、人間にとって不可欠なカルシウムや鉄分が豊富に含まれている
まは:この古式冷搾のごま油に出会ってから、まは、ぞっこんに惚れてしまいました。ここの黒ごま油はすばらしく吸収がいいんで、また、その後、実に気持ちいいんで、驚きました。なんでそんなに吸収がいいんでしょう?
ニキル先生:黒ゴマ油には苦味があります。なんであれ、苦味があるものは吸収がいいんです。また、油自体の粘性も少なくさらっとしています。それに対し、白ゴマ油には苦味はなく、とても粘性のある油です。そのため、白と黒とを比較した場合、皮膚からは黒が最も吸収されます。アーユルヴェーダのオイルマッサージという場合は、本来は黒ゴマ油、あるいは黒ゴマ油をベースにハーブのエキスをのせたものを使います。ただし、黒ゴマ油は大変に貴重なオイルですので、そうは簡単には入手できません。それで白ゴマ油で代用をすることが多いです。ただ、皮膚から栄養を吸収させるという点では、黒ゴマ油と比較にはなりません。
デサイ先生(古式ごま油屋を一緒に訪問しました):そうなんですよ。本当はマッサージをするのはごま油がベスト。ただ、ごま油は大変に貴重な油です。まして、こうして古式で絞りとるのは、時間もかかるし、そんなに量が作ることが出来ません。シロダーラも、もちろん黒ゴマ油がいいのですが、量がたくさん必要なシロダーラには、白ゴマ油での代用をするしかないのが現状となっています。でも、こんなに時間をかけて作られる油を活用できるのは、これはほんとうに素晴らしいことだと思います。
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