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アーユルヴェーダドクター御用達インド古式冷搾ゴマ油

 インド古式冷搾
牛黒!をつけながら、やっぱりいい!とまは

その歴史云万年!インド古式冷搾ごま油… アーユルヴェーダドクター御用達・やっと出会えた!本物のごま油! インド昔ながらの製法・古式冷搾ごま油を作りつづけるパティルさん

写真は、向って右がインドの伝統を守りつづける青年、ごま油屋のパティルさんと、写真左は猿の惑星!じゃないや、猿回しのまはでございます。パティルさんが突如、朝搾りたてのごま油を手土産に、まは宅に出現。真っ黒なごま油の手触りは実になめらか、さっと肌に吸収されてしまった・・・。「いやぁ~、このごま油は実にいい!」とうなりをあげるまはでございます。

牛が挽いている黒ゴマ油・・・牛黒!

インドの友人Sさんが、あるとき、一本のやけに黒っぽい液体をまはにプレゼントしてくれた。これ何?って聞くと、ごま油だという・・・やけに真っ黒・・。理由は牛が挽いていて、しかも、漉していないからだという。早速、使ってみると、やけに吸収がいい。オイルというと、お肌にややべとつく。でも、この牛さんが挽いているというごま油はさっと体に馴染んで、そのあと、さらさらな感触しか残らない。まはが愛用していたティルタイラというアーユルヴェーダオイルも、このオイルを前にしたら、影が薄いくらいの使い心地だった。以来、まははこのオイルを牛さんが挽いている黒ごま油として、「牛黒!」って呼びながら、愛用していたんだ。

人が挽いている黒ゴマ油・・・人黒!??

ボトルを全部使いきっちゃったんで、Sさんにまた、買ってきてよと頼むと、どーーんと1リットルを買ってきてくれた。Sさんが言うには、これは牛じゃなくて人間が挽いているごま油だよと教えてくれた。彼は、ごま油を挽いている所から直接買ってきたんだそうだ。「な、なんだって・・・人が挽いている黒ゴマ油・・・ってことは、人黒じゃん!」まはは、これは、な、なんてこと・・・手挽きごま油だったのか・・・ちょっとありがたすぎて、涙が出るよな・・・今度、ぜひ、一度、その現場に連れていってくださいとお願いしていたら、なんと、その人黒を製造している当人がSさんに連れられてまは宅にやってきた。その男性は、なんと、20代の青年だった!彼は、代々続いた牛のごま油屋のあとをついで、現在も営業しているんだそうです。

好印象の青年はまはを見ると、牛が轆轤を回している絵が描いてある名刺を差し出して・・代々のゴマ油屋ですと言う。

牛黒!ごま油

まははそれを見るや、すぐに彼に質問した。

まは:「これは、やっぱり牛が挽いているんだよねっ!」

ゴマ油屋主人・パティルさん: 「以前は、確かにそうでしたが、現在は、牛の変わりに、それと同じ動きをするモーターでまわしています。ただ、木製の搾り器を使用し、かつて牛がやってくれていた回転の部分だけをモーターにしています。そのために、ゴマを搾るときにほとんど熱が加わらない、文字通り冷搾なんです。」

まは: 「ええと、先日、その話は、S(まはの友人)から聞いたのですが、彼は、これは牛ではなく、人が挽いているんだといったんで、まは、おったまげたんですか、じゃ、それは本当じゃなかったんですね・・・」

ゴマ油屋主人・パティルさん: 「・・・本当でもあります。先日、Sさんが工場を訪問してくれたとき、実は停電でして・・・最近、ひどい停電が続いているので、それでモーターが回りません。それで停電の間だけ、皆で、交代して回しているんです・・・・」

「じゃ、人挽きは本当だったんだっ!」

ゴマ油屋主人・パティルさん:「はい、ある意味でそうです。それくらいに熱を加えないで、ごまから油を絞りとることを原則としています。近代化の波が(インドにも)押し寄せるなかで、我々のような効率の悪いやり方でごまから油を絞りとるところは、このあたりでは、ついに私たちだけになってしまいました。価格的にどうしても安くできるごま油のほうがよく売れるのです・・・ただ、私たちのオイルを使ってくれるのは、アーユルヴェーダの先生方、その先生方でも、特にこだわりのある皆さんに支えられています。」

ちょっと話は横にそれるけども、インド旅行記などを見ると、インド人にたくさん騙されたって話が掲載されています。でもね、それはリアルなインドがあるとしたら、たぶん、数パーセントにすぎません。残りのほとんどは、実は、日本人以上に素朴で純粋な人たちです。まは宅を先月訪問してくれたジェイン先生にしても、このごま油屋のパティルさんにしても、実に純粋そのもの。彼らはある意味、一徹で純粋なんですね。騙すということなど、彼らからは想像がつきません。

まはは、そのとき、咄嗟に、まはが愛用している・・・正確にはかつて愛用していたティルタイラをその青年に差し出して、このオイルについてどう思うかを聞いてみた。

彼はおもむろにキャップの口をあけて大さじ一杯くらいを手の平に乗せ、まず臭いを嗅ぎ、さらにそれを腕全体に伸ばしていった・・・

しばらくすると、「これは、南インドのほうで精製されたごま油です。理由は不明ですが、ジャグリ(黒砂糖)を混ぜたものです。ただ、南インドのものは、私たちのごま油と比較したときに、吸収が劣ります。」

そういいながら、手の上に多少残っているごま油の層を見せた。

そのとき、今日の朝、搾ってきたばかりの彼のごま油・・・真っ黒なごま油を同じように大さじ一杯ほど、反対の手のひらにのせ、反対の腕に伸ばし始めました。彼はしばらくその両方の手を見ていました。

「両方の手をよく見てくださいね。南インドのごま油は、まだベトベトしています。ところが、私たちのごま油は、さらっとしてほとんど吸収されています。ごまの成分を熱で破壊しないようにゆっくりとまわして搾りとった油は、実に吸収がいいんです。100%吸収されるんです。」

なぜ、彼らがここまで、昔ながらの製法にこだわるのか?それは、一人のアーユルヴェーダの先生との出会いがあったため。それで、近代化による安価で大量に生産できるごま油にしようかと一時は考えていたが、踏みとどまったとのこと。そのアーユルヴェーダの先生は、昔ながらの製法のごま油だけが、しかもフィルターしないものだけがアーユルヴェーダ的な価値があると、だから、そのままの製法で油を絞りつづけるようにと、彼らを説得したのだそうです。それで彼らの油を使うのは、ほとんどアーユルヴェーダの先生です。漉していない彼らのオイルは真っ黒。漉す事で、せっかくのごまのよい成分を飛ばさないように、それも惜しみなく活用するために、あえて漉していないそうだ。

アーユルヴェーダの歴史は5万年とも言われているが、その歴史のなかで、最初に使われたのはごまから搾ったごま油。経典にかかれているそうだ。ごま油とは、ティルと呼ばれるが、後々、いろいろは植物から油が搾られるようになってからも、油をティルと呼びつづけた。油のほうは、テェルとやや変形したが、いまもなお、油といえば、かつて、最初に活用されたごま油ティルのために、テェルと呼ばれている。

パティルさんによると、この油(以降、やはり牛黒と呼ぶことする。牛の動作で回るモーターでやっているからねっ!やっぱり牛黒です!人黒はちょっとね・・・)は、湯煎も何もしないで塗って吸収されるそうです。温めるにしても人肌よりやや温かい50度程度で、それ以上は温めないで欲しいそうです。そのままが一番いいです!、日本の皆さんもぜひ試して欲しいと言っていました。

インド古式冷搾ゴマ油は
マハラジャロード・ティルテェル(インド古式冷搾ゴマ油)


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愛称『牛黒』オイル。理由はつい最近まで、牛が実際に挽いていた黒ゴマ油だから・・・。アーユルヴェーダではごま油が基本。ごまは抗酸化作用が強くミネラル分が豊富だから、なくてはならないオイル。アーユルヴェーダ医師ニキル先生がなぜ、冷搾の黒ゴマ油なのかを語ってくれた。

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