癖毛で10年以上縮毛矯正とヘアダイを繰り返し、この間、縮毛矯正後、髪がチリチリになり、怖くなりました
Uさんのお便り: はじめまして、まはさん。私はもう10年以上縮毛矯正とカラーを繰り返しています。1回に3万円、6時間かけて4ヶ月おきに。やむをえないと思ってせっせと美容院へ通っていたのです。ところがこのあいだ縮毛矯正後、髪がチリチリになったのです。それも元々くせの無いうなじや耳髪が特にひどく、ちじれてしまいました。美容師さんもヤバイと思ったのか「無料でもう一度やりなおしますので」と言われたのですがこれ以上薬で焼けたような状態になるのではと怖くなり、行けずにいました。
まは: 縮毛矯正とヘアダイ、10年ですか・・・・・ずいぶんと、続けましたね!でもね、ヘナ遊にやってくる女性で、似たような経験をされている女性は少なくないです・・・・。まぁ、言ってしまえば、縮毛矯正とヘアダイは現代の美容では、当たり前のやり方・・・縮毛矯正とカラー、誰もがやっている・・そんな普通のことだから、みんなやっていることだからと、安心しきって続けていると、ある時・・・・なんです。限度があるんだなーーと思います。ヘアダイとストレートパーマを交互に繰り返していたら、頭皮にアレルギーのようなものができてしまった、髪が抜けてきた・・ので、もうできなくなってしまいました。ヘナでなんとかできませんか?というようなお便りをいただくことがあります。
ある女性のお話・・・子供時代からひどい癖毛で、ベートーベンとあだ名をつけられて傷ついて・・ヘアダイとヘアダイを繰り返していたら・・・
まは:ある女性は・・・彼女の髪は超癖毛にて、ちぢれて膨らむ膨らむ・・・それがまるでベートーベンみたいだと、小学校時代から『ベートーベン!』ってあだ名をつけられて、それが少女の心を多いに傷つけました。やがて高校になって、思い切って、ストレートパーマをあてました。ついでに、カラーも入れました。『もう癖毛じゃないのよっ!』っと、みんなの前に颯爽と登場、みんなに、うわぁ~綺麗と、ほめられ、身も心も飛びそうな高校時代・・・・ところが、ストレートパーマとヘアダイを延々と繰り返していたら、困ったことに、あるときから、だんだんと、パーマもあたりにくくなり、ヘアダイしてもまともに色が入りにくい、入っても落ちやすくなるほど、髪が傷んでしまっていました。さらにさらに、それでも続けているうちに、頭皮にアレルギーのようなできものがぶつぶつとできるようになったんですね。それで、パーマもあてられなくなり、ヘアダイもできなくなってしまい、気がついてみると、剛毛癖毛だった髪も、細く弱弱しくなってきている・・・・。これは、ストレートパーマとヘアダイを交互に行うことによって起こった極端な例なのかもしれないですが・・・・ケミカルは地肌をいため、多かれ少なかれは人によりますが、その副作用な影響がでると思います・・・因果関係を証明しなさいと言われると困りますけども・・・自分が実験台にはなりたくないしね・・・皆さんからのお便りを読んでいると、そう思えてしまいます。
まは:彼女には、まはがまは流をお伝えし、しばらくの試行錯誤の末・・・ううん、数 ヶ月(半年近くと思います)かかりました・・・突然ヘナやハーブをはじめても、なかなか思ったようにはいきません。髪はぼろぼろの状 態でしたので・・・それでも辛抱強く続けられ、これっ!ってのを、彼女、見つけたんですね。ヘアダイも縮毛矯正もやめて、というかできなくて、いままで毎日のように使っていた合成シャンプーもやめて・・・・しばらくしたら・・半年後くらいだったけど、ヘナやハーブ、オイルを上手く使いこなせるようになって、いままでにないほど、いい感じの髪になりました!と大喜びお便りをいただきました。それで驚いたのは、な、なんと、癖毛も気にならないほどになっていた・・・縮毛矯正はもともと、不要だったのかもしれない!ヘアケアがまちがっていたために、ベートーベンになってしまっていただけだったのでは?!と気が付いた・・・とほほっていう結末だったんですね。
間違いだらけの現代のヘアケア・・・そもそも最初から間違っている?!
まは: 人は程度の差こそあれ、髪に癖はあります。ただ、現代の人はシャンプーを頻繁に使いすぎます。シャンプーにしても、石鹸シャンプーにしても、油を綺麗に分解しすぎるために、髪から油が抜け、乾燥をおこしてしまい、膨らんでしまう、癖が強調されてしまいます・・・・インドでは昔から、髪は洗いすぎてはいけない、髪から油を落としすぎてはいけないと言われています。逆にいうと、油は適度に、ほどほどに落とすと。。理由は簡単、髪には油が必要です。だから、地肌が油を分泌させます。そういう仕組みになっているんですね。でも、そこで、石鹸などで髪から綺麗に油分を洗い落とし、そして、まるで殺菌するように洗浄しますと、これ、逆に、頭皮に雑菌が繁殖しはじめ、毎日洗髪しないと臭い、痒い、油っぽいと、こうなり、毎日の洗髪が欠かせなくなってしまいます。シャンプーしすぎると、なぜ逆に髪が油っぽくなったり、具合が悪くなるかについては、
まは:… をお読みください。ハーブな洗髪ですと、やがて毎日の洗髪が不要なことがはっきりとわかります。間が中一日、二日とあいていき、そうして、地肌が本来もっていた回復力が引き出されくると、こういう筋書きなんです。
まは:ですので、縮毛矯正をやめましょう(実はもともと不要!)、ヘアダイもやめましょう、などと、自分の経験から、まはは勝手に断言してしまっています。だって、所詮、頭をブリーチして金髪にしても、西洋人にはなれません・・・東洋人は黒髪なんです・・・それはそれで美しい・・・黒髪が美しい!・・・脱ヘアダイ宣言!なんです。だったら、どうしたらよいのよってことになりますので、それでヘナやハーブでデイリーなケアをしましょう!まず、インドでどうヘナが使われ続けてきたかについて、ちょっと基礎的な知識をお伝えしましょう。
まは: ヘナは、日本では、染めるもの、白髪染めとか、トリートメントするものと思われています。でも、ここインドでは、それが主であるわけではありません。インドのヘアケアの基本は、地肌ケアです。地肌、命と、地肌を養うために、ヘナやハーブを使う、これがインド数千年の、女性たちのヘアケアです。よい髪が生えてきますように・・・ケミカルや合成ものを避け、地肌に負担をかけないようなケア、地肌を養うと、白髪になりにくく、いつまでもよい髪が生えると・・・こんな話で、実際にヘナやハーブでケアを続けていて、半年ほどしたら、白髪が少し減った、縮毛がなんとなく素直な髪になってきたなどの報告をいただいています。ヘナやハーブは、天然のトリートメントでもあり、シャンプーでもあり、地肌を養い、さらに、それ以上のものです。それ以上は、続けていると、わかってきます。それを知ると、インドで、なぜ、何千年も女性たちがヘナを続けてきたのか、その理由がわかるということなんです。
Uさんのお便り:指も通らない髪が少しでもしなやかに健やかになればと祈るような気持ちです。痛みが相当ひどいので根気よくやらないとと思っていますが……
まは:ごめんね、本当のことを言います。傷みすぎた髪、これ、時間かなりかかります。時として、ヘナでも手に負えないことがあります。 でも、まはは、あえて、ヘナやハーブでケアしましょう!続けましょうと、皆さんを励ましています。ここは、一つ、しばらく続けてみましょうよ、と・・・ 一度、傷んだ髪は、基本ですが、元に戻りません。でも、髪を傷めるということは、本当は髪だけでなく、地肌を傷めているのです。時間はかかるけども、まずはヘナやハーブで、地肌ケアをしばらく続けて、とりあえず、ヘナで、髪をなんとか、がまんんできる程度までに仕上げていきながら、やっぱり、傷んでしまった部分は、切りそろえていくしかありません。
まは:もともと、ストレートパーマ液にしても、パーマ液にしても、実際にどんな薬剤かは、まはは知りませんけども、かなり強いケミカルなはずなんです。美容師さんから聞いた話では、パーマでは、薬剤のために髪は当然、傷みますので、最後の仕上げに、 髪全体にケミカルなコーティングを施して、サラサラを演出していると、こんな仕組みなんだそうです。さらに、その上に、ヘアダイ、髪が傷むと、ぬるぬるのコーティング剤入りシャンプー・・・・現代のヘアケアは、何もかもが、薬漬けです・・・まはには、ちょっと信じられません。
まは:ここで、こんな現実的な話をさせていただいているのも、ヘナやハーブでも、最初から、思ったような仕上がりにならないだろうということを、まははいままでの経験から知っているからなんですね。 ダメージヘア に掲載されている記事をお読みになりました?かなり長いお話なので、なかなか、読みづらいですが、こちらには、ストレートパーマとヘアダイで、傷みきった髪を、女性の皆様方がいかに苦労して、ヘナやハーブでケアして、回復させてきたか、についての記事があります。
まは: 本当は、何もしなければ、こんなにまで苦労はしなかったものの・・・少しでも、綺麗に見せたい、美しくおしゃれに見せたいと、、、やりすぎてしまったために、ああ、苦労談、たくさんあります。ヘナやハーブでケアしていると、地毛から少しづついい髪が生えるようになってきます。そして、切りそろえながら、ある日、ヘナとハーブだけで育てた髪だけになる日・・・ほっとします。そんな気長なケアになります。
まは: あっ、そうそう、椿油、お持ちでしょうか?なかったら、ぜひ購入しておいてください。それと、髪が長めでしたら、これからは、ぜひ木の櫛、ツゲの櫛をお使いください。椿油とツゲの櫛はセットなんです。もし、どこかのお店でみつけたら、木の櫛、プラスティックの櫛のように安くはありませんが、一生モノですのでぜひ購入してください。きっと、この櫛で、さぁ~とさらさらと髪のお手入れをする日が来ることを願って・・・そして、そんな日はきっと来ると思います。