ヘアカラーで髪がゴワゴワ！ヘナしたらヘナショックでギシギシ！ヘナと油（オイル）の関係

そもそもヘナショックとは？

久々のヘアカラーで途端にゴワゴワ！のまとまらない髪に

ＨＮさん：はじめまして。ＨＮと申します。ヘナ自体は５年ほど前から存在を知り、髪を伸ばしていたのでトリートメントとして愛用していました。その後、腰くらいまであった髪をばっさり切ってからは黒髪だったので、あまり痛みもなくヘナをせずに過ごしてきました。ふと、また髪を伸ばしてみたくなり頑張っていたのですが中途半端な長さに飽きてきて、ヘアカラーをしてみたんです。途端にゴワゴワ！のまとまらない髪になってしまいました。どうにかならないものかと考えたとき、ヘナを思い出しました。

ヘナショックで髪がゴワゴワ、ギシギシ！髪１本１本が針金のように！

ＨＮさん：市販の１００％ヘナを５回ほどやってみましたが、ヘナショックでしょうか、ゴワゴワというかギシギシというか。髪１本１本が針金のように固く（特に濡らしたときです）まとまらない状態です。ヘナに慣れない間は、頻繁にヘナしたほうがいいと聞きましたのでこれからもしていくつもりです。慣れたら、ツヤツヤサラサラになるんでしょうか？もともと剛毛ですが、さらに硬くなっていくのではないかと不安はあります。お忙しいかと思いますが、よろしくお願いします。

ヘアカラーで髪から油が落ちる。ヘナも髪から油を取り除く。

まは：まず、ひとついえることは、皮脂、これが落ちすぎたのではないかな？と思います。つまり、髪には適度な油分がいつも必要です。ところが、ヘアカラーなどをされると、髪から油がごっそり落ちてしまいます。ものすごく仕上がりが悪くなる。ですので、シリコン剤などが配合されているシャンプーせいて、手触りをごまかすんです。そんな状態、つまり、髪の油切れの状態で、ヘナされますと、なおのこと、髪から油が落ちてしまいます。ヘナは油を取り去ります。だから、髪、ヘナショック状態で、ごわごわ、ぎしぎし・・・・ああ、ヘナは私には合わない！とこうなるのです。でも、実際は、それは正しくありません。単に、髪に大切な油を落としすぎたのです。

髪から髪に必要な油分を落としすぎてはいけない

まは：日本でもインドでも台湾でも、昔から、「髪は洗い過ぎてはいけない」と言われてきました。洗い過ぎますと、髪から髪に必要な油分が落ちすぎて、いいことがないのです。油分が抜けると、髪がごわつく、しなやかさがなくなり、ぎしぎししてきて、髪と髪がこすれて、さらに髪の傷みが進んでしまいます。

ＮＨさん：ヘアカラーをしてみたんです。> 途端にゴワゴワ！のまとまらない髪になってしまいました

まは：ヘアカラーは、当然、髪から髪に必要な油分を落とします。だから、どうするかというと、皆さんは、美容室がすすめるシャンプーや傷んだ髪用のシャンプーを使います。それらには、シリコン系のコーティング剤が配合されており、髪がサラサラになるのです。でも、いいことありませんよ、コーティング剤。。。頭皮までコーテイングしてしまい、皮膚呼吸が出来にくくなるんです。所詮、薬品なんですね。。。。。

ＮＨさん：ヘアカラーをしてみたんです。途端にゴワゴワ！のまとまらない髪になってしまいました。どうにかならないものかと考えたとき、ヘナを思い出しました。市販の１００％ヘナを５回ほどやってみましたが、ヘナショックでしょうか、ゴワゴワというかギシギシというか。髪１本１本が針金のように固く（特に濡らしたときです）まとまらない状態です。

まは：まず、原因がはっきりしています。ヘアダイなどで、髪から髪に必要な油分がどんと落ちてしまったことが、理由じゃないかと思います、たぶん。もちろん、髪も傷んでしまったこともあると思います。で、そこへ、素で、ヘナしたら、ちょっと厳しいかもしれません。なぜなら、ヘナも、髪から髪に必要な油分を落とす傾向があるのです。だから、髪はもっとゴワゴワで、ギシギシになってしまいます。

頭皮に油が切れている状態では、何回ヘナしても仕上がりが向上しない。だから油分を補う必要がある。

ＮＨさん：ヘナに慣れない間は、頻繁にヘナしたほうがいいと聞きましたのでこれからもしていくつもりです。慣れたら、ツヤツヤサラサラになるんでしょうか？

まは： 確かに最初のうちは、ヘナを頻繁にされるほうがいいでしょう。でも、この状態で、やみくもにヘナされても、懲りてしまうかもしれません。この状態とは、「髪の油切れ」が発生している状態で、ヘナをやり続けることです。インドでも、ヘナは油を落とすことはよく知られており、ですので、インドではヘナによる油切れを防ぐために、普通はどうするかというと、必ず油を一緒に使うのです。基本的には、インドでは、ヘナ前に油をたっぷりで頭皮マッサージしてから、そうして、ヘナを塗るんですね。

ヘナ前にオイル頭皮マッサージとのことですが直前でもよいのでしょうか？マッサージして油分がついたままヘナに突入するのか、油分を洗い流してからのほうがよいのでしょうか？

ＮＨさん：まはさん、お返事ありがとうございます。ＮＨです。さっそく届いた特選ヘナを試すべく、家に余っていたカモミールティで練って只今寝かし中です。今までの市販のヘナより滑らかで練りやすく、ダマになっていないことに感動しました。匂いもきつくなく草の香りでリラックスできそうです。

ＮＨさん：ヘアカラーで必要な油分が落ちてしまったんですね。結構短い期間で何回もヘアカラーをやってしまったので余計いけなかったんだと思います。椿油は普段から愛用していますが、シャンプー後につけるだけでは間に合わないくらいのぱさつき具合でした。ヘナにも椿油やオリーブオイルを入れたりしていましたが、まだまだ足りなかったのですね。

ＮＨさん：頭皮マッサージ、実践します！ヘナ前に、とのことですが直前でもよいのでしょうか？マッサージして油分がついたままヘナに突入するのか、油分を洗い流してからのほうがよいのでしょうか？なんだか細かい質問ですみません。

まは：ヘナする直前でもいいですし、ヘナの前日などに、頭皮をオイルでマッサージして、タオルなどを枕に敷いて寝ます。そうして、翌日ヘナもいいでしょう。良質なオイルはよい髪のためにとてもいいので、一晩かけて、じっくり頭皮に吸収してもらうというのも、たまにおやりになるといいでしょう。忙しいときにはヘナ直前にします。極端な話し、ヘナにオイルを混ぜ込む、これでもいいのです。で、髪は油っぽいままでヘナします。まぁ、継続的な感じでいうと、ヘナ前の１時間前くらいにオイルマッサージしておいてから、ヘナすると、そんな感じでもいいでしょう。皆さんの事情や好みでお好きなやり方でどうぞ。

参考記事: ヘナ前のオイル頭皮マッサージの伝統のやり方を徹底検証「ヘナにオイルをたくさん混ぜるとヘナの染色力が落ちる？」

まは：髪が傷んでいない場合は、あまり何もしなくても、とても調子がいいのですが、一度、髪を薬品などで傷めてしまうと、あとあと、お手入れが難しくなってきます。傷んでしまった場合は、ヘナをオイルを使いながら、３～４回続けると、かなりましになってくることが多いです。これから、ヘナの季節ですので、ぜひ、頭皮マッサージ＋ヘナタイム、お楽しみ下さい。

頭皮のマッサージ&ヘナ、気持ちいい！

ＮＨさん：まはさん、おはようございます！ＮＨです。アドバイスの通り、頭皮のマッサージ&ヘナしてみました。椿油の頭皮マッサージをし、１時間くらいオイルを浸透させておくつもりが、マッサージが気持ちよくてテレビを見ながら１時間近くやってしまいました！昨晩から寝かせておいたヘナに、ごま油とオリーブオイル、ヨーグルト、ゼラチンを入れて塗りました。椿油の頭皮マッサージの油分でいつもよりヘナが塗りやすかったです。

ＮＨさん：３時間後に洗い流したのですが、流したときからキシキシゴワゴワがないっ！！と驚きました。いつもなら髪がからみついて洗い流すのに苦労するのです。「ヘナ後のシャンプーは不要」というまはさんの言葉をＨＰで拝見して、今回はシャンプーせずに。髪が硬い針金状態にはならず、やわらかいままでした。ドライヤー後も髪がフワフワで感動です。ますますヘナが好きになりました！！ありがとうございました。

まは：おおーー、それはよかった。ＮＨさんの髪の状態と、油とヘナの量的関係が、うまい具合にいったんですね。ＮＨさんからのお便り、まはのお返事など、ちょっとまとめてヘナ遊に掲載させください。よろしくお願いします！

一生ヘナで遊ぼう！

ＮＨさん： まはさん、おはようございます。ＮＨです。ヘナ遊さんに載せていただけるとは感激です。少しでもお役に立てたらうれしいです。髪の調子はいい感じです！髪を濡らしたときは多少キシミを感じるのですが、以前の「傷んでいるようなギシギシ」ではなく、「キューティクルが引き締まっているような感じ」を受けました。日々キシミ感は減りつつあります。

ＮＨさん：市販のヘアカラーでカラー＆ブリーチしていた部分はヘナでオレンジが濃いめに出ていたので、初めてインディゴに挑戦もしてみました。インディゴにも少しヘナを混ぜて（８：２くらいの割合です）やってみました。インディゴはなんだかエスニック雑貨屋さんのような香りでした。オイル類は入れなかったのですが、ますますサラサラに♪インディゴにもトリートメント効果があるんでしょうか？もともとかなり真っ黒の黒髪なのでプリン状態が目立ちやすく、早く黒髪に戻したかったんですが大成功です！

ＮＨさん：ヘナはいろいろ実験（！）ができて楽しいですね。この間は、カナダ土産のメープルシロップを投入してみたり。ねんど遊びのようで子供のときを思い出しました。一生ヘナで遊ぼう！と思いました。本当にありがとうございました。